【愛知】街頭広報に“つボイ節” 一宮署で一日署長2010年4月9日
「運転中に携帯電話をいじっとっては交通事故のもとだでね」。一宮署は一宮市出身のラジオパーソナリティー、つボイノリオさん(60)に依頼し、防犯と事故防止を呼びかける録音メッセージを作った。街頭啓発にフル活用する。 メッセージは、場面や時間帯に応じて8種類。いずれも「一宮市民のみなさ〜ん」などと陽気に始まり、「盗難被害、これは何とかせにゃいかんでしょ」などと、おなじみの“つボイ節”であふれている。 同署管内の犯罪や交通事故の発生件数は、県内でも最多クラス。「インパクトのある街頭啓発を」と、幹部らが知恵を出し合って発案。つボイさんから「地元のために役立てるなら」と快諾を得て、4日に一日署長に就任してもらい、収録が実現した。 メッセージは8日から、JR尾張一宮駅構内や巡回中のパトカーから流れている。市街地ではパトカーの周囲に人だかりができ、注目度は抜群。同署は「つボイさんの声の力で犯罪と事故を減らせれば」と、期待をかけている。 (谷悠己)
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