柏原芳恵デビュー３０周年記念　「春なのに」など１６３曲初配信

　かつてのアイドル柏原芳恵（４４）が、デビュー３０周年を記念して、フィリップスレコード（現ユニバーサルミュージック）在籍時の１９８０年から８７年までリリースしたシングル２８枚と、アルバム１３枚に収録された全１６３曲を、１４日から「レコチョク」など主要音楽配信サイトで配信する。楽曲配信は自身初の試みだ。

　柏原は７９年に日本テレビ系「スター誕生！」でグランドチャンピオンになり、８０年６月にシングル「Ｎｏ．１」で歌手デビュー。７枚目の「ハロー・グッバイ」（８１年）が大ヒットし、松田聖子や河合奈保子と並ぶアイドルに。

　その後も「春なのに」「最愛」など８１年から８６年までの間に１８作連続で売り上げトップ１０入りを果たし、ＮＨＫ「紅白歌合戦」に２度出場。日本レコード大賞にも８１年から８７年まで連続出演した。皇太子さまも柏原のファンで、８６年１０月のリサイタル「おんな飛翔」に来場されている。

　最近は、山口百恵さん（５１）の「ザ・ベストテン」出演シーンをまとめたＤＶＤや、資生堂「ＩＮ＆ＯＮ」のＣＭに河合その子（４４）と薬丸（石川）秀美（４３）、伊藤つかさ（４３）、荻野目洋子（４１）が出演するなど、往年のアイドルが話題を提供している。

　そんな中、柏原は今年３月１日に３０周年を記念した３００部限定の写真ＢＯＸ「ＰＡＳＳＡＧＧＩＯ」（税込み１万円）を発売。同２４日にはアルバム「柏原芳恵デビュー３０周年記念シングルコレクション」をリリースした。そして今度は「着うた」。特に４０代以上の人たちには、懐かしい思い出や胸キュンシーンがよみがえりそうだ。