アプリケーションストアApp Storeで、iPod touchを含めたアプリケーションダウンロード回数が累計で30億を突破し、勢いに乗るiPhone。
iPhoneは現時点で高機能携帯電話「スマートフォン」市場の中心に位置し、市場を拡大に貢献しているが、2009年11月時点でiPhone普及台数の伸び率のトップが日本だったことが、携帯電話向け広告配信の米アドモブの調査によって明らかとなった。
アドモブが主要国で調査したところ、09年1月と11月を比較して利用者数が最も伸びたのは日本だった。日本は09年11月時点の普及台数が同年1月時点に比べ約300%増を記録した。他にはフランス、豪州、中国、ドイツなどが伸びている。
08年7月に日本でiPhoneが発売された当初は普及が伸び悩み、米ウォールストリート・ジャーナルでも売れ行きの停滞が指摘された。その原因としては「絵文字」が欠如していたり、日本の携帯電話に採用されている「ワンセグ」や「おサイフケータイ」など主要な機能が、iPhoneに搭載されていないことがあげられていた。
しかし販売を担当するソフトバンクモバイルが、低価格で購入できるキャンペーンを次々と打ち出すと、斬新なスタイルや直感的な操作感が若者を中心にユーザーに受け入れられ、急速に普及し始めた。
現在スマートフォン市場ではiPhoneのひとり勝ち状態。米アップルのスティーブ・ジョブズCEOは「近い将来われわれに追いつくライバルはいないようだ」と自信満々に語る。今後は5日に新型スマートフォン「Nexus One(ネクサスワン)」を発表した米グーグルがどこまでiPhoneに対抗できるか注目が集まる。
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