2010年 4月 9日
高速道新料金発表瀬戸大橋は上限3千円
国土交通省は9日、新しい高速道路の料金を発表しました。宇高航路の存続に影響する瀬戸大橋は普通車の上限が3000円となっています。高速道路の新たな料金制度は今年6月から導入され、ETCの有無や平日・休日に関係なく普通車上限2000円、軽自動車1000円などとなっています。ハイブリッドなどのエコカーは軽自動車と同じ1000円となりますが事前の登録が必要です。宇高航路の存続に影響を及ぼすため注目されていた瀬戸大橋の料金は競合するフェリーなどに配慮し、普通車が3000円、軽自動車が2000円と現在行われている休日のETC割引より高くなります。岡山県の石井知事は休日に瀬戸大橋を利用する小型車が減れば地域活性化の効果が失われる恐れがあるとし、宇高航路への影響について検証が不十分と指摘しました。一方、宇高航路を運航する2つのフェリー会社はフェリーへの配慮を評価をしながらも今後も厳しい見通しが続くとの考えを示しました。フェリー会社や関係自治体では今年6月の新料金導入のあとフェリーの利用状況を調べ、便数や料金について協議することにしています。

高松道4車線化着手へ
政権交代に伴って凍結されていた高松自動車道の高松東・鳴門間の4車線化の整備が進められることになりました。国交省の前原大臣が9日の記者会見で明らかにしたものです。高松道の高松東・鳴門間の約52キロは暫定2車線で開通しましたが、交通事故や渋滞発生が相次いだため去年4月に4車線化工事の着手が認められました。しかし、政権交代による公共工事の大幅な見直しによって去年10月工事が凍結されていました。香川県の真鍋知事は「速やかに整備していただき、一日も早く完成することを念願している」とコメントしています。今回の4車線化工事は高速道路の料金見直しで浮いた財源を新たな高速道路の整備にあてる政府の方針によるもので、建設費について香川県の負担はないということです。

こんぴら歌舞伎 お練りにぎわう
四国こんぴら歌舞伎大芝居の開幕を前に9日、人気役者が町内をまわるお練りが行われ、街は華やかな雰囲気に包まれました。今年で26回目を迎える四国こんぴら歌舞伎大芝居、お練りには座頭を務める中村翫雀さんのほか映画やドラマなどでも活躍する市川亀治郎さんや片岡愛之助さんなど、7人の役者が人力車に乗って登場しました。人気役者の姿を一目見ようと沿道には約1万5000人が集まり、声援を送っていました。四国こんぴら歌舞伎大芝居は琴平町の金丸座を舞台に10日から今月25日まで行われます。

フィギュアの田中刑事選手が理大附高入学
今年冬の国体の、フィギュアスケート少年男子で、高橋大輔選手以来2人目の中学生優勝を飾った倉敷市の田中刑事選手が9日、岡山理科大学附属高校に入学しました。日本フィギュアスケート連盟のジュニア強化選手にも指定されている田中刑事選手、高橋大輔選手と同じ連島中学の出身で、倉敷フィギュアスケーティングクラブの後輩でもあります。理大附属高校の健康スポーツコースに入学した田中選手、週に4日ほどはヘルスピア倉敷で練習し、週末はコーチのいる大阪府高石市のリンクを訪れると言うことです。田中選手は今年冬の国体の少年男子で、高橋選手以来2人目の中学生優勝を飾り、さらなる飛躍が期待されます。