2010年4月10日(土)
2010年04月08日10時38分[千葉エリア]
子ども手当の使い方について理解を呼び掛けるメッセージ=市ホームページから
児童手当に代わり4月から新たに支給される「子ども手当」。県内最多約13万6千人の対象者を抱える千葉市も申請書などの発送準備に追われているが、一方で、手当支給を機に保育料や学校給食費の滞納分を少しでも徴収できないか模索する動きも。市のホームページには『(手当の)豊かな使い方のために』と法の趣旨に理解を求める異例のメッセージが掲載され、財政難の苦心ぶりがうかがえる。
市内の子ども手当対象児童は約13万6千人(うち約8万人は児童手当の対象)。市は今月下旬から申請書などを発送する予定だが、新設のこども未来局と各区保健福祉センター内のこども家庭課の連携で「作業は順調」だという。
だが、子ども手当そのものを疑問視する声がある中、熊谷俊人市長も昨年12月の記者会見で「保育料や給食費の滞納などそこから徴収できるようにしてほしい」とコメント。
国に対して制度設計への再考を求める一方、歳入確保に向け市独自に徴収する方法を模索しているが、受給者側に振り込み口座を指定するのは難しいのが現状だ。
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