本島中部の民家敷地内で、信管付き米国製対戦車りゅう弾が処理されないままになっている問題で、米軍が県警からの引き取り要請に対し、2度断っていたことが9日、分かった。理由は明らかにしなかったという。同日午前、県警幹部が明らかにした。
県警は昨年11月、米軍側に対し電話で引き取りを要請。理由を明らかにしないまま断られたため、同12月に文書であらためて要請したが、米軍側が受け取らなかったという。
在日米海兵隊報道部は8日、沖縄タイムスの取材に対し、「この件については承知している。公式文書での不発弾処理要請を今のところ受け取っていないが、受け取り次第、海兵隊が技術的な援助を尽くす」と答えていた。