現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 政治
  4. 国政
  5. 記事

首相発言、自民反発で「撤回」に 公務員法改正案めぐり

2010年4月9日22時49分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 国家公務員法改正案の本格審議が9日、衆院内閣委員会で始まった。「(野党との)修正協議に応じるつもりはまったくない」という鳩山由紀夫首相の6日の発言を自民党が「国会軽視だ」と攻撃、首相発言が事実上撤回に追い込まれる一幕があった。

 首相は6日、記者団に「自信を持って国民に訴えている」と、修正協議に応じない姿勢を強調していた。9日の審議で自民党の中川秀直元幹事長は「立法府の役割を否定する発言だ」と批判。仙谷由人国家戦略相が「何がおかしいのか」と反論したため、審議はたびたび中断した。

 結局、審議の合間に仙谷氏が首相に携帯電話で連絡をとり、「議会の審議権や修正権を否定するものではない」という首相の釈明を紹介。なおも「(発言の)撤回と言っていいか」とたたみかける中川氏に押され、仙谷氏は「そういう風にご理解ください」と折れてしまった。

 仙谷氏は6日の首相の発言について「記者会見でもない」とも説明。毎晩の「ぶら下がり会見」が記者会見とは異なるかのような言い分に、中川氏から「公式の会見と変わらない」と反撃された。首相は9日夜、記者団に「ぶら下がりだから軽いと考えているわけではない」と釈明。「国会でよりよいものをつくるという判断になれば、修正されればいい」と述べた。

関連トピックス

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

混迷する情勢を打ち砕き、世界に誇るべき自立国家・日本を再興するべく存分に語りつくす

国民新党代表・亀井静香氏の著作を読んで、彼の政治思想を知ろう

天下りの全容を初めて包括的に論じた力作。各省歴代事務次官・局長の天下り先リスト掲載


    朝日新聞購読のご案内