会談の冒頭、鳩山由紀夫首相(右から2人目)らにあいさつする古賀伸明連合会長(左から2人目)=5日午前、首相官邸、葛谷晋吾撮影
鳩山由紀夫首相ら主要閣僚と古賀伸明連合会長による政府・連合トップ会談が5日、首相官邸で開かれた。首相が夏の参院選に向けて協力を要請したのに対し、古賀氏は「政権を担当して初めて知った課題がたくさんある。マニフェストを大胆に見直していくべきだ」と述べ、参院選では昨年の衆院選マニフェストを大幅修正するよう求めた。
会談では、内閣の支持率低下を踏まえて首相が「国民の支持が難しい状況だが、正念場のときに改革の時計の針を逆行させるわけにはいかない」と、政権運営への支援を呼びかけた。古賀氏は「(政権発足時は)国民の期待が非常に大きかったので、支持率がじりじりと低下し続けている。日本の将来ビジョンをわかりやすく国民に提示していく必要がある」と応じた。
参院選マニフェストの作成について、連合と実務者レベルで意見交換することなども確認した。トップ会談は定例で、昨年12月以来2回目。