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「本当に必要なコンクリートはやるべき」9日の鳩山首相(3/3ページ)

2010年4月9日19時56分

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 【公務員制度改革】

 ――公務員制度改革を巡って総理は先日のぶら下がりで、修正協議に応じるつもりは全くないと発言された。今日の衆院内閣委員会で、仙谷大臣が「あれはぶら下がりで言ったことだから」と事実上撤回した。総理も撤回する意思があるのか。ならばぶら下がりでの発言の重みをどういうふうに考えておられるのでしょうか。

 「はは、ぶら下がりだから軽いとかそういうふうに考えているわけでは、ありません。これは政府の立場として、この修正に、基本的に連立与党の中で、政権の中でつくられたものだから、政府としては変えるつもりはありませんということを申し上げました。しかし当然これは、議論の過程の中で、国会で審議をされるわけですから、国会の審議をして、修正する権利というものを、奪うつもりもありません。私ども政府としてはいいものを出したという思いでおりましたから、その時の判断として、変えるつもりはないと正直に申し上げたわけですが、当然国会の中で、よりよいものをつくりたいという判断がなされれば、その中で修正をされればよろしいと、私はそのように思います」

 ――総理

 (秘書官=終わります。ありがとうございます。次の会議があります)

 【核保安サミット】

 ――核セキュリティーサミットで総理は、日本政府として何を打ち出したいと考えていらっしゃいますでしょうか。

 「それは核セキュリティーサミットの事前に皆さん方に申し上げるときではなくて、核セキュリティーサミットで、日本を代表して申し上げる内容は、これからしっかりと決めて参りたいと思っています。ただ当然申し上げたいのは、私どもとすれば、ある意味で戦争で被爆をした唯一の国であります。核というものが、運搬をはじめとして、あるいは原子力の安全をはじめとして、原子力平和利用であったとしても、それが例えば盗まれたり、運搬されて違うところで使われたり、テロリストの手に渡ったりすることは、大変危険なことだと思っておりますから、そういうことを国際的に、国内もそうですが、国際的にそのような状況が決して起こらないような対応というものを、作り上げていくための様々なアイデアというものを、提言して参りたいと考えております」

 (秘書官=終わります。ありがとうございました。終わります。終わります)

 【高速料金】

 ――高速道路の新料金体系が発表されたが、この中で、麻生政権の補正予算の見直しでいったん凍結した4車線化等が、与党の要望で、新規の道路建設に充てられることになっていますが、これは「コンクリートから人へ」に矛盾するとの声もある。割引のための財源を新規の高速道路に充てることをどうお考えか。

 「私ども『コンクリートから人へ』と申し上げておりますけれど、本当に必要なコンクリートというか道路、というものは、大いにやるべきだと。その中で、この4車線化に関して、すべてではありません、二つほど4車線化しないことにもなったと思っておりますが、本当に重要な、すなわち渋滞が起きている、国民のみなさまのある意味での命を守るための道路として必要なことに対しては、当然予算を充てるのは、私は正しい発想だと考えております」

 (秘書官=終わります)

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