(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は、オバマ米大統領が12日から米ワシントンで開催する「核保安サミット」に出席しない方針を決めた。事情に詳しい米政府高官が明らかにした。
米国家安全保障会議(NSC)のハマー報道官が8日発表したところによると、同サミットには首相の代理として、メリドール副首相が出席する。
ハマー報道官は「イスラエルとは緊密な同盟関係にある。今後も核保安に関する問題に協力して取り組みたい」と述べ、「サミットは、核物質がテロリストの手に渡らないよう、世界各国に実際的な措置を取ることを促すのが目的だ」とあらためて説明した。
「核なき世界」を掲げるオバマ大統領は、その一歩として8日、ロシアとの新たな核軍縮条約「新START」に署名した。これに続き来週行われる核保安サミットには、世界40カ国以上の首脳らが出席する予定だ。