歌手ヒョン・ジニョンにレッスン費返還命令

新人歌手へのレッスン契約を解除

 ソウル中央地裁民事21部(蔡承元〈チェ・スンウォン〉裁判官)は8日、芸能プロダクション「JSエンターテインメント」が、歌手のヒョン・ジニョンさん(39)=本名ホ・ヒョンソク=を相手取って起こしたレッスン費返還訴訟で、「ヒョンさんはJSエンターテインメントに対し、4640万ウォン(約388万円)を支払うように」という判決を言い渡した。

 同地裁は判決理由について、「ヒョンさんはJSエンターテインメントとの間で、歌手志願者に対し歌唱レッスンを実施するという内容の契約をしたが、同社の要求で契約が解除された以上、6カ月分のレッスン費用のうち、実際にレッスンを行った2カ月分を除き、4640万ウォンを返還しなければならない」と述べた。

 ヒョンさんは2008年、JSエンターテインメントから1カ月に1200万ウォン(約100万円)ずつ受け取って、同社の歌手志願者二人に対し、6カ月間にわたって歌唱レッスンを実施し、新曲2曲を制作するという内容の契約を締結、税金を差し引いたレッスン費用約6900万ウォン(約576万円)と、新曲の制作費約1350万ウォン(約113万円)を受け取った。だが、同社は昨年1月、「レッスン費用があまりにも高いため、契約を解除する。ヒョンさんが制作した新曲も期待外れだ」として、5990万ウォン(約500万円)を返還するよう求め、訴訟を起こしていた。

鄭漢国(チョン・ハングク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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