韓国ガス公社が、米経済誌フォーチュンの選ぶ「世界で尊敬される企業」ランキングのエネルギー部門で6位に入った。同社が6日、発表した。韓国の公共企業が同ランキングでトップ10に入ったのは、ガス公社が初めて。同誌は世界の企業1400社を55の業種に分け、革新性や長期投資などを評価し、順位を算出している。

　今回の調査でガス公社は、エネルギー部門でイーオン（ドイツ）、エジソン（イタリア）、RWE（ドイツ）、インタグリス（米国）、ワンオーク（同）に次いで6位にランクインした。

　ガス公社の項目別順位を見ると、革新部門で4位、社会責任と製品品質、グローバル経済力部門でそれぞれ6位に入った。これはガス公社が、環境や腐敗防止などに対する企業責任を追求する国際協約「国連グローバル・コンパクト」に加盟し、厳格な倫理綱領を定めて実践した成果だと評価されている。

　ガス公社は今年2月、国連責任投資原則（PRI）が選定する「持続可能な経営活動リーダー企業」にも選ばれた。

　また、韓国国内でも、韓国能率協会コンサルティングが選定する「エネルギー分野の尊敬される企業」に3年連続で選ばれた。

李性勲（イ・ソンフン）記者