9日午前9時ごろ、福岡市中央区那の津1の福岡競艇場内の海中に、切断された人の両腕が入った黒いポリ袋が漂っているのを、競艇場職員が見つけた。福岡県警は指紋照合の結果、遺体の一部が見つかっていた同市博多区堅粕(かたかす)、会社員、諸賀(もろが)礼子さん(32)の腕と断定した。
県警によると、両腕は肩付近から鋭利な刃物で切断された状態。腐敗が激しく、死後1~2カ月経過していた。ポリ袋は市販されているごみ袋で、口が結ばれていた。
両腕の発見現場は3月15日に遺体の一部が見つかった同市西区の能古島から東に約8キロ。【島田信幸、関谷俊介】
毎日新聞 2010年4月9日 21時40分