ホーム > 芸能・社会 > 芸能・社会最新紙面記事

大阪は独立国だった?綾瀬ら謎に挑む

 万城目学氏のベストセラー小説「プリンセス トヨトミ」(鈴木雅之監督)が映画化され、女優の綾瀬はるか(25)、俳優の岡田将生(20)、堤真一(45)が出演することが8日、分かった。豊臣家の末えいがひそかに建設した独立国「大阪国」の秘密を3人が解いていく“日本版ダヴィンチ・コード”ともいうべき歴史謎解きミステリー。7月からの撮影は全編大阪ロケで行われ、綾瀬らが浪速の街を奔走する。11年初夏公開。

  ◇  ◇

 大阪に独立国が存在した‐。奇想天外な設定の歴史ミステリーに、綾瀬、岡田、堤の3人が挑むことになった。

 大阪に実地調査に来た3人が演じる会計検査院検査官が、江戸時代に断絶したはずの豊臣氏の末えいが建設した独立国「大阪国」があることを知る。大阪城の地下に「大阪国会議事堂」があるなど、大阪府民も全員知っているが、口外せずに見守っている。そんな謎の“国家”の秘密を解き明かしていく。

 原作は「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」などで人気の万城目学氏の同名小説。現在11万部を売り上げ、昨年の直木賞候補ともなった。劇場版はさらに壮大なストーリー展開と、史実に裏打ちされた緻密(ちみつ)な謎解きで、製作のフジテレビ・土屋健プロデューサーは「日本版ダヴィンチ・コード」と位置づける。

 謎を解いていく検査官3人には今をときめく人気実力派が顔をそろえた。綾瀬演じる鳥居は、堤演じるリーダー松平の部下で、おとぼけながら天性の勘を働かせる役。「コミカルなストーリーの中に、思わずあるかもって感じさせる歴史ロマンあふれる作品。夏の大阪ロケで撮影が楽しみ」と胸を躍らす。

 2人とは初共演で、日仏ハーフで容姿端麗な同僚・旭役の岡田は、「胸を借りるつもりで、自分の役を全うできるように頑張ります」と意気込んでいる。






Copyright(C) 2010 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp