チューブトレーニングを行う名城=大阪市内の六島ジム
「WBA世界Sフライ級タイトルマッチ」(5月8日、大阪府立体育会館)
王者・名城信男(六島)が、打倒カサレスへ“新兵器”を導入した。6日、大阪市内の六島ジムで、フィリピン人パートナーと初スパーリング。6ラウンドの手合わせを行うと、息も整わないままサンドバッグへ直行。グローブを着けた両手には、1本のゴムチューブが握られていた。
後ろからゴムチューブを引っ張られた状態で、15秒置きにジャブと連打を繰り返す。「思った以上にきつい」と言う負荷に顔をゆがませながら、4ラウンドのサンドバッグ打ちを終えた王者は、「このトレーニングは自分にピッタリ」と満足げな笑みを浮かべた。V2戦は前半にポイントを奪われたが、これで心配“ゴム用”だ。
(2010年4月6日)