打倒吉田に向け、打撃特訓を積む中村和裕=都内のジム
「ASTRA」(25日、日本武道館)
中村和裕が7日、師匠・吉田秀彦との大一番に向け、都内のジムで練習を公開し、徹底した打撃特訓の成果を披露した。
「吉田さんと自分が歩んだ道には2人にしか分からない歴史がある」。吉田の門下生として03年にプロ格闘家デビュー。中村にとって雲の上の存在だった師のラストマッチの“介錯人”となることには万感の思いがあるが、そんな思いを吹っ切り「吉田さんは敵です。“恩返し”という部分を越えている。殴って、殴って、殴って、殴って、殴り倒す。引退セレモニーはできないかもしれませんよ」とKO宣言。
さらには「ここ数年、吉田道場を引っ張ってきたという自覚がある。吉田さんは“象徴”みたいなものでしかない」と、下克上による事実上の“道場主”就任を訴えた。
(2010年4月7日)