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卑弥呼の宮殿? 纒向遺跡現地説明会にファン殺到
このニュースのトピックス:歴史・考古学
邪馬台国の女王・卑弥呼の宮殿の可能性がある3世紀前半の大型建物跡が見つかった奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で14日、現地説明会が行われた。午前10時のスタート前には考古学ファンらが殺到し、開会と同時に遺構がみえる会場への入場を制限されるほど。午前11時現在で約千人が訪れた。
長い行列を並んで現場を目にしたファンらだが、それでも満足そう。配られた資料を手に調査担当者の説明に熱心に聞き入っていた。愛知県瀬戸市から訪れたという磯村時茂さん(71)は「卑弥呼の宮殿が見たくて朝4時に自宅を出た。ロマンを感じます」と興奮気味に話していた。
この日の現地説明会のために、JR西日本は最寄りの桜井線巻向駅へ臨時電車を運行。桜井市は現場周辺に職員約50人を誘導に配置した。現場でも前夜からの雨の影響で水がたまった発掘現場で早朝からポンプで水をくみ出すなど準備に追われた。
現地説明会は15日も午前10時〜午後3時に行われる。駐車場はない。