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2010年4月8日(木) 19:15 |
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新田佳浩選手が西粟倉村に里帰り
パラリンピックで2つの金メダルを獲得しきのう県民栄誉賞を贈られた新田佳浩選手が昨夜故郷・西粟倉村に里帰りしました。 ずっと会いたい、会いたいと思っていた祖父・達さんとの再会新田選手の目にはうっすらと涙が浮かんでいました。
昨夜9時、新田選手が西粟倉村の実家に帰ってきました。 金メダルを獲得して初めての帰郷です。 競技を始めて20年、新田選手は祖父の首に金メダルを掛けてあげるのが長年の夢でした。 3歳の時に新田選手は、祖父の運転するコンバインに手を突っ込み左腕の肘から先を失いました。 責任を感じている祖父を楽にしてあげたい、それが新田選手の一番の原動力でした。 そして新田選手には、もう1人金メダルを掛けてあげたかった人がいます。 去年12月、心待ちにしていた大会、そして金メダルを見ずに亡くなった祖母・ひさ子さんです。 祖父・達さんとともに、2つの金メダルをひさ子さんの仏前に供えました。 家族水入らずの一夜を過ごした新田選手。 そして8日朝は6時半から、近所を愛犬の散歩がてら全力疾走でトレーニングしていました。 この後、新田選手はさっそくこれまでお世話になった場所へ挨拶回りです。 また交流のある女子サッカー湯郷ベルの本田監督のもとも訪れました。 これまで多くの支えがあったからここまで来れたと地元に感謝する新田選手、喜びを分かち合う帰郷の旅は続きます。
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