日本産科婦人科学会など5学会は8日、出産時の出血に関するガイドライン(指針)を発表した。帝王切開の手術中に大量出血して妊婦が死亡した04年の福島県立大野病院の医療事故を機に検討を始めていた。診療所や病院に向け、どのような場合に輸血や総合病院への搬送が必要か具体的に提言している。
出産時は出血が少ないように見えて体内で大量出血していることも多く、正確な出血量を把握することが難しかった。今回の指針では、出血量とともに救急医療の現場で使われている心拍数と血圧を使った「ショックインデックス(SI)」という基準を導入。SIが1・5以上なら約2・5リットル以上出血したと推測し「直ちに輸血開始」などと示した。
毎日新聞 2010年4月9日 東京朝刊