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福山雅治さんインタビュー!!

春の新聞週間限定!福山雅治さんインタビュー!!
春の新聞週間(4月6日から12日20時まで)限定で福山雅治さんのインタビューを掲載します。

―新聞にまつわる思い出って、何かありますか?

 実は僕、新聞少年だったんですよ。小学校高学年から中学生のころかな、母と兄と3人で、区域を分担して、毎朝5時から配達してたんです。長崎ですから坂が多いので、きつかったですよ。肩からこう新聞入れをたすき掛けにして、細い路地を走って配達してました。 まだ子どもだから、朝暗いとお化けが出るんじゃないかって、こわくてね。早起きのおじいさんとか、家の前で体操しながら新聞を待ってるんですよ。僕が新聞を渡すと「遅かったのう」なんて言われて(笑)。長崎の地方紙だったんですけど、まさか自分が配達した新聞の一面に自分が載ることになるとは、もちろんそのときは想像すらしてませんでしたね。


 ―そのお母さまはいまもお元気ですか?

 はい、元気ですよ。そういえば、ときどき新聞の切り抜きを送ってきます。僕が新聞に取り上げられるのは、母にとってはいまでも「誉れ」なんですね。僕の記事ばかりじゃなく、坂本龍馬に関係した記事なんかも送ってきますよ。うれしいですね。

 ―朝、食卓で新聞を広げるお父さんの姿というのも一種の日本的風景かと思いますが、福山家では?

 僕は父を高校生のときに亡くしているんですが、新聞を広げて読んでる父の姿というのは確かに記憶にありますね。読んだ新聞を畳の上に広げて、そこで足の爪を切ってたりね(笑)。新聞というのは、読んだあともいろいろ使えるところがスゴイですね(笑)。


 ―新聞のスゴイところ、ほかにはどんなところだと思いますか?

 新聞というのは即時性ではインターネットやテレビにはかなわない。それでも新聞というのは、歴史のあるメディアだからこそ、優れた人材や取材力を持っていると思うんです。だから、「確認のための信頼できる媒体」っていうか、第一報はテレビやインターネットで知り、その翌日になってあらためて新聞で正確な情報をまとめて読む、そんな役割を持っていると思います。いうなれば、メディアを代表して毎日、まとめのリポートを出してくれているのが新聞という感じかな。
  僕は写真も撮りますが、ビジュアル面でも大きな紙面に掲載された写真は力強いと思いますね。


 ―もしも福山さんが新聞社の経営者だとしたら、どんな新聞を作りますか?

  そうですね、まずはサイズを小さく、ページ数を減らしてダイエットするかな。テレビ番組欄はインターネットでもわかるので削って...。いや、それじゃ、ネットが使えないお年寄りの人は困るか...。それに新聞じゃなきゃ得られない情報もたくさんありますから、そんなにダイエットはできないかもしれないな...。
  うーん、むずかしいですね。やっぱり、全世代をフォローするのが新聞のいいところですからね。サイズも小さくすると、引っ越しのときにグラスを包んだりするのに使いにくくなるかもしれないし(笑)。ということは、今のままでいいってことになっちゃいますよね(笑)。


 ― 最後に、福山さんにとって「HAPPY」なときとは、どんなときですか?

 やはり、人が喜ぶ姿を見るときですね。コンサートで、観客の喜んでいる顔を見ると、とっても幸せになります。同時に感謝の気持ちも沸いてきます。みんなの顔を見ていると、自分はこの人たちのおかげでやらせてもらっているんだって思うんですよね。 でも、こんな気持ちはこの仕事をやるまではわかりませんでしたね。だって、客席から人の頭越しにステージを見ているのと、いざ自分がステージに立って観客の顔を見ているのとでは、まったく違いますから。
 喜んだ顔を見ると幸せになる。そういう意味では、僕はこの仕事に向いているんだなあって思います。


プロフィール
 シンガーソングライターとして数々のヒット作を世に送り出しながら、ラジオパーソナリティーやフォトグラファー、また、俳優としても活動の場を広げる。現在はNHK大河ドラマ「龍馬伝」に出演し、「新たな福山雅治」に注目が集まるなか、4月28日には2タイトルのライブDVDが同時発売される。

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