2010年 4月 8日 |
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新田選手が祖父の胸に金メダル
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バンクーバーパラリンピックで2つの金メダルを獲得した岡山県西粟倉村出身の新田佳浩選手が7日夜、実家に帰り、祖父の達さんに金メダルをかけるという長年の夢をかなえました。新田選手は7日午後9時前、西粟倉村の実家に到着し、祖父の達さんに金メダルを披露しました。3歳の時、達さんが運転するコンバインに巻き込まれ、左腕を切断した新田選手。責任を感じて悔やみ続けていた達さんに金メダルをかけてあげることが長年の夢でした。新田選手は今月11日まで岡山に滞在した後、4年後のソチ大会に向け、新たなスタートを切ります。
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新内海ダム 起工式
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香川県小豆島町の新しい内海ダム建設をめぐり国からの補助金が交付されることになったのを受けて、8日、ダムの本体工事の起工式が行われました。起工式には工事関係者など約150人が出席。工事の安全を祈る神事が行われた後、香川県の真鍋知事が、「洪水調整や水の安定供給のため全力をあげて取り組みたい」と式辞を述べました。本体工事は今年2月から始まっていますが、ダム建設に反対する地元住民が、事業認定取り消しを求めて国を訴えるなど反対運動を続けています。起工式に反対派の住民は招かれませんでした。国交省の前原大臣は、県に、ダム建設の見直しを求めていましたが、先月国はほぼ香川県の申請通り15億5000万円余りの補助金を交付することを決めました。新しいダムの完成は、2013年度の予定です。
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こんぴら歌舞伎 舞台稽古を公開
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四国こんぴら歌舞伎大芝居の舞台稽古が8日、香川県琴平町の金丸座で行われました。舞台稽古は午前11時から、本番と同じ衣装、舞台セットで行われました。このうち座頭の中村翫雀さんや市川亀治郎さん、片岡愛之助さんなどが出演する「義賢最期」は義賢役の片岡愛之助さんが手を付かずに仁王立ちのまま倒れる「仏倒れ」などの立ち回りが見物です。9日は役者が人力車に乗って琴平町内をまわる「お練り」が行われ、四国こんぴら歌舞伎大芝居は10日に開幕します。
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「一票の格差」裁判 高松高裁判決
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去年夏の衆議院議員選挙で「一票の格差」が2倍を超えたのは憲法に違反するとして選挙の無効を求めた裁判で高松高等裁判所は8日、「違憲状態」との判決を言い渡しました。この裁判は去年8月に行われた衆院選で全国で有権者が最も少ない高知3区に比べ香川1区の有権者の投票価値は0.7しかなく、法の下の平等を定めた憲法に違反するとして高松市の弁護士が香川1区の選挙無効を求めていたものです。高松高裁の杉本正樹裁判長は「投票価値の平等の要求に反する程度に至っている」として去年の衆院選は「違憲状態」との判決を言い渡しました。一方選挙無効の請求については棄却しました。判決に対し香川県選挙管理委員会は「厳しいものと受け止めている。今後とも選挙の適正な管理執行に努めたい」とコメントしています。去年の衆院選をめぐる「一票の格差」裁判は全国で起こされ、先月「合憲」と判断した東京高裁を除きこれまでに6つの裁判所が「違憲」もしくは「違憲状態」と判断しています。
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大安寺中等教育学校入学式
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この春新たに開校した完全6年制の中高一貫校、「岡山大安寺中等教育学校」の入学式が8日、行われました。入学式では新入生160人が緊張した面持ちで入場しました。そして、大塚雅嗣校長が、「1期生としての自覚と誇りを持ち、大安寺の伝統の上に新たな歴史を刻んでください」と激励しました。対して新入生の代表が、「新しい友達とともに豊かな心を育て自分の力を伸ばせるよう努力します」と誓いの言葉を述べました。新入生は今後6年間を2年ごとの単位に分け、中学の段階で高校の内容を学ぶなど、独自のカリキュラムで学校生活を送ります。
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岡山大学入学式
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岡山大学で8日入学式が行なわれ、3560人が新生活のスタートを切りました。入学したのは大学生と大学院生など合わせて3560人です。会場には、真新しいスーツに身を包んだ新入生がこれからの学生生活への期待に胸を膨らませていました。式では、千葉喬三学長から「人生の新たなページを開かれることを嬉しく思います。学生生活を通して豊かで高潔な人格を身につけて下さい」とお祝いの言葉が贈られました。学生たちは9日から授業が始まり、新生活をスタートさせます。
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光珍寺で花まつり
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4月8日は釈迦が生まれた日とされています。岡山市の寺では釈迦の誕生を祝う花まつりが行われました。岡山市の光珍寺では近くの保育園児75人が集まりました。「花まつり」は釈迦が生まれたときに甘い香りの雨が降ったとされていることから釈迦の仏像に甘茶をかける行事です。園児たちは花御堂に置かれた約20センチの仏像に一人ずつ丁寧にひしゃくで甘茶をかけ、小さな手を合わせていました。園児たちは春にまつわる歌を披露し、花まつりを楽しんでいました。
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