ガストが
2010年6月24日に発売を予定しているPlayStation 3用RPG「
トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士 2〜」の最新情報が公開された。
「トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士 2〜」は,1997年に発売された
「マリーのアトリエ」を端緒とする
「アトリエ」シリーズの最新作。昨年の6月25日に発売された前作「
ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜」に続く,PS3用「アトリエ」シリーズ第二弾となる作品だ。
本作の主人公は,錬金術士を志す13歳の少女「トトリ」。名うての冒険者を母に持つトトリは,いつかは自分も冒険者になって世界のいろいろなところを巡り歩きたいと,希望に胸が膨らみ始めたばかりの女の子だ。
導入部の大まかなストーリーや,トトリの仲間達についての情報は,
こちらの記事に詳しいので,興味のある人はこの記事とあわせて是非チェックを。
さて,今回の情報公開では,前回に引き続いて,
トトリをとりまく人々のプロフィールが明らかになった。今回紹介されているキャラクター達は,“トトリと一緒に冒険する”のではなく,“トトリのことを周りで支えてくれる”人達のようだ。
母の代わりに家庭を支える心優しき姉
ツェツィ(Ceci)
本名:ツェツィーリア・ヘルモルト
英字:Cecilia Helmold
年齢:18歳
性別:♀
身長:156cm
血液型:A型
CV:今井麻美
主人公トトリの姉。
マジメでしっかり者で,いなくなった母親の代わりに家事全般をこなしている。
妹のことは大好きなのだが,そのため心配性でちょっと説教臭い。
説教した後,妹がしょんぼりした顔を見て,自分もしょんぼり。
姉妹でケンカする時は子供口調になったり,数日間に渡って拗ねたりと,意外に子供っぽいところもある。
アーランドが誇る,頼もしき強面(こわもて)騎士
ステルク(Sterk)
本名:ステルケンブルク・クラナッハ
英字:Sterkenburg Cranach
年齢:33歳
性別:♀
身長:185cm
血液型:A型
CV:小杉十郎太
相変わらず生真面目で苦労性。
前作からの五年で色々あったので,顔つきが更に不機嫌で怖くなっているが,中身はまったく変わっていない。(ちょっと愚痴が多くなった程度)
アーランドが共和国になったため,今は正式な騎士ではなくなっている。
無責任に国をほったらかしてどこかに消えた前国王を探して,各地を旅して周っている。
その先々で新米冒険者の救出やら尻拭いやらをついついしているので,なんだかんだで冒険者の現場監督のような認識をされている。
グイード(Guide)
主人公の父親。のんびりだらしない性格で,娘二人に頭があがらない。極端に存在感が薄く,家の中に一日中居ても,二人の娘にまったく気づかれないこともしばしば。特に仕事もせず,家の中でだらだらしたり,気ままに釣りをしたりな毎日を送っている。
ちむ(Chim)
ちっちゃいほむちゃん,通称ちむちゃん(命名ロロナ)。ロロナが主人公のために作ったホムンクルス。仕事の手伝いは十分にできるが,オリジナルのホムと違い会話はできないが、表情は豊か。ただ、こちらの言うことをきちんと理解しているかはあやしい。燃料は全てパイ。パイがなくなるとやる気を失う。
また今回は,本作におけるこの「アイテムの調合」と,アイテム調合を手伝ってくれる「ホムンクルス」に関する詳細も明らかになった。
「アトリエ」シリーズの特徴は,主人公が得意とする
“錬金術”を使った“アイテム合成”が,ゲームの中で重要な位置を占めるところにある。本作においてもその部分は強調されており,主人公トトリは冒険を通じて,アイテムのレシピを探し,材料となるアイテムを採集していく。それらの調合はもちろん,本作のタイトルにもなっている錬金術士の工房,すなわち“アトリエ”で行うことになる。
■アイテム調合
まずはレシピの取得
アイテムを調合するためには、最初にレシピを取得しなくてはいけません。レシピには大きく3つの取得方法があります。
宝箱から入手 |
ショップで購入 |
イベントで入手 |
材料となるアイテムの調達
レシピを手に入れたら、必要な材料アイテムを調達しましょう。アイテムはフィールドで採取したリ、戦闘後の戦利品として手に入れたりします。
いざ! アトリエで調合
レシピと材料がそろったらアイテム調合開始。完成までには必要な日数とMPを消費します。
また今作からは,アイテム調合に,新たに
「コスト」という概念が加わって,プレイヤーは出来上がったアイテムの特性や効果を,「コスト」の範囲内であれば自由に選択できるようになった。これによってランダムの要素が少なくなり,今作では前作よりも,
アイテムを自分好みにカスタマイズする楽しみが増しているとのことだ。
■アイテムのカスタマイズ
品質と特性・効果
アイテムには品質や特性、効果といったパラメータが存在します。同じアイテムでも、付属する効果や特性、品質によって、まったく違うアイテムになります。特に調合されたアイテムでは、材料次第で大きな差になります。
材料にしたアイテムの特性や品質が違ったために、同じアイテムでも品質等にこれだけの差が出てくる。
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カスタマイズ
完成された調合アイテムにはコストレベルというコストの概念があります。このコストレベルの数値が、付属できる特性や効果の上限となります。効果や特性はコストレベルの数値内であればいくつでも付属させることが可能です。
疲労とMP
アイテム調合では、トトリのMPが必要になります。MPが不足すると、トトリが倒れてしまったりして期限を大幅に消費してしまいます。こまめに休むなどしてMPを回復させておきましょう。ただし、休むとその分、日数が必要となります。
「休む」コマンドはアトリエで選択可能です。また、日にちの早送りにも有効です
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加えて,今作では材料の収集やアイテムの量産を,上でも紹介した小さくて可愛いアシスタント
「ちむ」にサポートしてもらえる。
「ちむ」は,前作に登場したホムンクルスのアシスタント「ホム」が小さくなったような存在だ。言葉はしゃべれないものの,お願いしておけばせっせと
アイテムを量産したり,材料を採集したりしてくれる。
この子達を上手くマネージメントできれば,生産の効率は格段に上がっていく事だろう。ただし「ちむ」達は,
好物の「パイ」がなくなると,とたんにやる気がなくなってしまうらしい。とはいえ,かわいらしい彼らのためならば,パイが切れないようにこまめに補充する作業も楽しいものとなりそうだ。
■ホムンクルス
アイテムの量産
ホムンクルスたちはトトリ同様、アイテムの調合が可能です。アイテムの作成を依頼すれば、延々と同じアイテムを作り続けてくれます。ただし、錬金術士ではないので、一度にひとつのアイテムしか調合できません。また、最初のうちはひとつのアイテム作成に必要とする日数もトトリ以上に必要です。
材料集めはお任せ
ホムンクルスはアイテムの採取も手伝ってくれます。ただし、本作では「このアイテムが欲しい」とアイテムを指定する必要があります。指定したアイテムを延々と採取する仕様です。
原動力はパイ
ホムンクルスたちの原動力はパイです。パイを調合してコンテナに入れておかないと、パイが切れた途端、彼らのやる気が極端に低下します。
最大5人まで雇用可能
ホムンクルスは最大で5人まで雇用できます。人数が増えればそれだけ必要となるパイも多くなりますが,頼もしさも数倍になります。
今作
「トトリのアトリエ」は,前作
「ロロナのアトリエ」でユーザーに支持された要素をさらに追求し,不評だった部分を改善した作品になっているとのことだ。具体的にどの部分がそうなのかは明言されていないが,例えば,前作では,ゲーム開始時のプレイ目標は
「アトリエを繁盛させる」というものだったのが,今作の目標は
「行方不明の母親を捜す」という,より具体的で感情移入しやすいものになっている。
また,前作ではキャラクター達の3Dグラフィックスモデルは,立ち絵と比べて頭身が低めにデフォルメされていたが,
今作の3Dモデルはイラストとほとんど変わらないデザインになっている。これによって,会話のシーンとアクションのシーンのつながりは,よりなめらかなものになりそうだ。
数々の改良を加えることで完成度のより高まった「アトリエ」シリーズ最新作,「
トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士 2〜」は,
2010年6月24日に発売を予定している。価格は通常版が7140円,クリスタルペーパーウエイト同梱のプレミアムボックスが1万290円(ともに税込)。目標を追い求め,いろいろな人々と出会い,そして成長する主人公達の姿を,目にできる日が楽しみだ。