村西とおる生ライブ配信開始
◆ 頑張れトヨタ、負けるなトヨタ、と叫ぶワケ・・・2010.3.12

客にクジラの握りを喰わせていたアメリカの寿司店が、

アカデミー賞ドキメンタリー部門で

日本のイルカ漁を隠し取りをして賞を受賞した

例のグループにまたしてもその「事実」を隠し取りされ

「連邦当局」に告発される浮き目にあっております。

「米国内においては哺乳類の海の生物を喰べてはいけない」

という法律にもとずいての告発、だそうでございます。

なにやら「生類あわれみの令」のごときおもむきでございます。




アメリカは民主主義を標榜してございます。

良い悪いではなく、世論の動向が最優先されるのでございます。

牛を何百万頭を屠殺して喰っているクセに、

などと文句を言っても始まりません。

今日においては「クジラ・イルカ」がトレンディーなのでございます。

民主主義は正義ではなく「声が大きい方が勝つ」制度でございます。

「クジラの肉」を売っただけで懲役刑を喰らう、

日本人にとってアメリカ型民主主義を学ぶ良い機会が提供されております。




彼等「環境問題専門家」たちは間違っても

「牛の屠殺」などを問題にすることはありません、

それこそ食肉関連のマフィアから

「撲殺」されることになりかねないからでございます。

彼等「環境問題専門家」と自称する輩に「公平」などとは

望むすべはございません。

彼等にあるのは白人の独善的価値観と「環境問題」を

「利権」にして喰っていこうという「卑しい野心」でございます。

「シー・シェパード」のニュージーランド人ピート・バースン容疑者は

日本人船員に酪酸の瓶を投げて負傷させたことを認めております。

日本の司法当局にはこの無法者に対してキッチリと

お裁きをいただきたいものでございます。




「卑しい野心」のために確信的に人間を傷つけて平気な

「人種差別主義の無類漢、常習傷害犯」に

厳罰こそがふさわしいのでございます。

欧米諸国の司法の場にあっては「確信的」に人間を傷つけた犯罪者に対して

「執行猶予」をつけることはありません。

日本人はなにやら相手が「白人」となるとついつい甘くなるばかりが、

コンプレックスゆえに「卑屈」となる「癖」が今日においても

抜けきれてない傾向がございます。

困ったことでございます。




トヨタ問題などもしかり、でございます。

トヨタの対応はどうにもこうにもやられっぱなしでただ嵐が去るのを

頭を下げて待って神頼み、のごとくに見うけられて

情けなく思われて仕方ありません。

あくまでも真摯に情報公開を行い紳士的な「渉外」と「広報」で

対処するという姿勢でだけではコトは解決しないのでございます。

基本はそうであっても「売られたケンカは勝つ」

という戦闘的精神が重要でございます。

自動車業界の発展の歴史は「リコール」の歴史でございます。

神ならぬ身であれば章男お坊ちゃまの申されるごとく

「トヨタ」も自動車業界も「万能」ではないのでございます。

どんな「名車」であっても発売した後に「想定外」の不具合が

発見されるものでございます。

自動車産業の歴史は「リコール」によって改善し

車の進歩が担保されてきた歴史でございます。

「リコール」されたからこの車は安全、

と中古車の価格は「リコール」後に引き上がるのでございます。

「リコール」とは「改善」であり「進化」でございます。

その「リコール」を悪ととらえ「罪」を問う、

などということがまかり通れば、

今後自動車メーカーは一台も新車を発売することが

できなくなってしまうのでございます。




いま「トヨタ」に対して吹きあれている嵐は

すべて「正当」な「批判」や「告発」であるか、

厳密に精査し検証する必要があります。

そして悪意ある中傷や故意の告発事実を歪曲した報道に対しては

企業の存亡を賭けて厳しく対処する、という

闘う姿勢が求められるのでございます。

要するに章男お坊ちゃま、

あなたは世界企業のトップなのでございますから、

醜く計算高い人種差別主義の白人さまに

「黄色人種」と舐められたままであってはイケマセン、

ということでございます。

「理不尽な行為で身も心も狂わされ、

いつか暴力的に犯されることに快感さえ覚えるようになった」

の惹句が説得力を持つのはAVのパッケージコピーだけ

にしていただきたにのでございます。




私がアメリカで逮捕されたときの「容疑」は

「ビザ詐取」というものでございました。

当時日本人がアメリカに入国するのには

「ビザ」が必要でございました。

観光なのか学校で学ぶためなのか、

仕事で来たのかを「明確」にして

「入国」の許可を得る必要があったのでございます。

その頃私は何年もの間アメリカの国内でAVの撮影を行っておりましたが、

すべて「観光」という「項目」に「マル」をつけて

アメリカ国内に入国しておりました。

実際にアメリカで撮影するといっても

アメリカ企業からギャラを頂戴しているワケではなかったのですから

アメリカ国内での撮影も厳密にはアメリカの法律で云うところの

「仕事」といえるものではございませんでした。

が現実にはその「ビザ法違反」の罪で逮捕されました。

ダイアモンドヘッドの裏にある超高級別荘が建ちならぶ

「カハラ地区」の高級別荘の中で「撮影中」に

当局に踏み込まれたのでございます。

石原裕次郎氏の別荘が五軒先にあった

一日のレンタルに料金50万円の豪華な別荘でございました。

ビデオカメラの前で女優さんがエロイ下着の悩ましい姿でソファーの上で

助平なポーズをとっていました。

「ナイスですね」「ナイスですね」が連発されておりました。




時間は夜の8時頃でございました。

ドーン、と突然ドアを蹴破る音がして大勢の人間が、

崩れをうって駆け込んできたのでございます。

手にマシンガンを持っている男もいました。

ライフルの男もいました。

拳銃を手にしている男も。

どういうワケか大きなオノをふりかざしている女性もいました。

それぞれが着ているシャツやジャンパーに

「FBI」や「ホノルルポリス」「ハワイ州警察」

「イミグレーション」の文字が書かれてありました。

その中の一人の白人の大男が、私を床の上に倒し

上から押さえこみました。




「フリーズ、フリーズ」と大男は妙にカン高い声を上げながら

私の顔の前に45口径のピストルを近ずけて見せ、

それをそのまま頭の後頭部にピタリと付けました。

「フリーズ、フリーズ」大男は余程緊張しているのでしょう、

声は増々上ずっております。

ピストルの銃口を頭につけられたのは生まれて初めての経験でございます。

普通であれば「失神」しているところでございますが、

何故かいたって冷静でございました。何んでだろう、

どうしてこれほどの人間が興奮して大騒ぎしているのだろう、

と不思議な気がしていました。

誰れに迷惑をかけたワケでもないのに、

と罪の意識が全くなかったのでございます。

総勢50名近い「FBI」「ホノルルポリス」「ハワイ州警察」

「イミグレーション」の捜査官によって

私以下15名のスタッフがその場で逮捕され後ろ手錠をかけられて

拘留されることになりました。

それから10ヶ月近くの長い拘留と裁判が待ち受けているとは、

このときは夢にも思いませんでした。




逮捕されて8ヶ月程経って、ようやく

裁判が開かれることになり予備審問がはじまりました。

そのときはじめて自分にかけられている罪の重さを知り

「ガク然」としました。

370年の刑が「求刑」された、のでございます。

何んで、でございました。人殺しだって370年は無いだろう、

と思われますのに、ただただ呆然としました。

罪の内容は「ビザ法違反」の「詐取」でございます。

それまで数十度に渡ってアメリカ国内で撮影を行っておりました。

そのすべてにおいて「仕事」をする目的で

「渡米」したのにもかかわらず「観光」目的と嘘をついて入国した、

これは米国連邦法違反の「ビザの詐取」にあたる、

というものでございました。

「ビザの詐取」は連邦法に抵触する「重罪」でございます。

メキシカンが国境の網を破って不法入国して捕まった方が

余程「軽罪」なのでございます。

また私がそれまで米国内で撮影したAV作品の内容も

大きく罪の行方に影響しました。




ヨセミテ国立公園内での放尿、

グランドキャニオン国立公園内でのスカトロ、

真珠湾上空で小型機を飛ばしてのFUCK、

ホノルル市内をバスで巡回しながらの車内レイプなど

過去の作品が極めて反社会的かつ反米的内容のものであるとして

叫弾されたのでございます。

どういう手段をもちいたのでありましょうか、

日本国内で販売されていた私が米国で撮った作品のほとんどを

彼等は証拠として法廷に持ち出してきておりました

米国当局は私に対しては嫌悪というより憎悪を持っていたようです。

その証拠に、これも後の法廷で知ったのですが、

私を逮捕したときのオペレーションネームは

「トラ・トラ・トラ」というのでありました。

奇しくも私が逮捕されたのは12月5日のことでございます。

勿論そうした過去の華々しい「芸術的活動」からだけで

370年の「求刑」がなされたわけではありませんでした。

同時に逮捕された日本人の15人のスタッフにかけられた容疑の

「ビザ詐取」の共同正犯としても一緒に立件され

その罪が加算されたのでございました。




日本では罪を問うときに「包括一罪」という法律の概念がございます。

たとえば泥棒氏が泥棒したとき、

その侵入先が百ヶ所あったとしても

それを一件一件立件してそれぞれ加算し合計して罪を問う、

ということをしないのでございます。

百件を一つの「事犯」として取り扱い罪の軽重を決める、

というのがこの「包括一罪」という法律の概念なのでございます。

ところが米国においては基本的にこの考えを取らないのでございます。

司法取引きの場合は別として、判決にあっては一件一件の事犯を

審査しその事犯ごとに罪を加算し

その合計した懲役の年数を言い渡すのでございます。

よく報道などで人間が生きのびるはずもない長い年月の

百年二百年の長い刑の判決を下されることが話題になるのは

この為でございます。




私は四度生き返ってもその罪を償うことができない

三百七十年という「求刑」をされることになったのでございます。

ショックでした。なまじ日本で前科を重ねた経験がある分だけ、

受けた衝撃は大きなものでした。

日本で起訴されますと「有罪」の確率は99.9%でございます。

起訴イコール有罪の考えが頭の中に染み込んでいました。

「もう駄目だ」一週間ほどは全くもっての虚脱状態に堕ち入りました。

その危機から脱け出させてくれたのは「黒木香」さんでした。

裁判が始まり保釈されました。

天台宗ハワイ別院の荒了寛先生のご慈悲を賜り

身許引受け人となっていただきその天台宗ハワイ別院の

離れの一室に住まわさせていただきました。

その室に電話がありました。

その電話へ毎日黒木香さんから電話がかかってまいりました。

毎日黒木香さんの励ましを受けているうちに

「ヨシ闘ってやろう、こんなハワイの地で朽ち果ててたまるか、

どうせならいけるところまでいってやる」

という勇気が沸いたのでございます。




正直に申し上げれば

また日本に帰って黒木香さんと胸ヤケするほどにオマ〇コをやりたい、

という欲望が私を再び立ち上がらせたのでございます。

根が三度のメシよりSEXが好きな二人でございました。

長いときには一時間半もの間黒木香さんとテレフォンSEXをしました。

大げさでなく1時間半の間に3回イッたことがあります。

後でききましたら黒木香さんは多い月には300万円近くの

電話代を支払っていたそうでございます。

テレフォンSEXのハワイ=東京間の金額としては

記録的なものとなりました。

テレフォンSEXの「あのオマ〇コをもう一度」の

欲望が絶望の淵から救い出してくれました。

オマ〇コの力とはナント「偉大」なものでございましょうか。

どんな美辞麗句や哲学的コトバより人間を奮い立たせる力が

オマ〇コにはあるのでございました。

逆境でのあのときの経験があってそれ以来誰れよりも純粋に

「オマ〇コ、バンザイ」と言えるようになったのでございます。




人間、本気で「生きて返る」ことを決意すれば、

あとは行動あるのみ、でございます。

それまで頼んでいた弁護士を解任しホノルルNo1と評価の高い

弁護士事務所に弁護を依頼することにしました。

が最初はアポイントを取ることさえ困難でした。

一流といわれる弁護士はまず第一に「クリミナル犯」

といわれる「刑事事件犯罪」を取り扱うことを好みません。

人を殺したり傷つけたりした犯罪者、あるいはカッパライ、

泥棒、麻薬犯などの「弁護」をしても

「お金」にならないからでございます。

「クリミナル」な事件の犯罪はことごとく

「貧乏人」が犯す犯罪でございます。

ましてやポルノ屋のビザ詐取の容疑者などは門前払い、

となるのは当然でございました。

また一流弁護士のスケジュールは独禁法問題や企業買収、

不動産取り引き等の「重要案件」で半年先から一年先まで

完全に埋まっていることが大きな壁となりました。

が好運でしたのは私たちが頼んだ日本人通訳の

中年の女性がそのNo1弁護士事務所の

トップの弁護士と親しい間柄なのでした。

面会の期日が決まったとの連絡が日本人通訳の

その女性からありました。

ただし、とその通訳の女性が申されるのには

弁護を引き受けるにあたっては先渡金が必要とのことでした。

その金額は当時の日本のお金で「5000万円」でした。

今でいえば1億5000万円ほどの金額となりましょうか。

即答で「イエス」と答えました。

その頃私はだいぶ米国の裁判事情を知るようになっていました。




米国の裁判では勝つも負けるも弁護士の力が第一、

であるということでございます。

日本のように起訴されたからといって

99.9%有罪になるようなことはなく、

法廷での弁護士の力次第では十分に勝ち目が出てくるということ。

そしてその勝利を手にするのは「お金次第」だということ

お金さえあれば一流弁護士の力で裁判を

いくらでも有利に展開できるということをでございます。

米国の法廷で罪を裁くのは法律の「専門家」でなく

素人の「陪審員」でございます。

事実を事実として忠実に語る能力よりも、

感情に訴え、心に語りかけ魂を揺さぶるような

オスカー俳優のような熱い「弁護力」が求められるのでございます。

一流といわれる弁護士は皆そのオスカー俳優顔負けの弁舌と

豊かな演技力を兼ねそなえた「千両役者」なのでございます。




本裁判を前にしての予備審問がはじまりました。

米国連邦裁判所の大法廷でございます。

私を含めて被告は16人、被告2人に一人の弁護士がついて

弁護士は8人、合計24名の陣容で法廷にのぞみ被告席につきました。

相手は白人の検事とその補佐役の検事都合二人でございます。

かつて不法滞在の罪や密入国で不法労働を働いたどんな罪人でも

370年などの「重罪」を求刑されたことはありません。

当時は日本経済の米国進出が著しくワイキキの浜にある

高級ホテルの何軒かも日本資本に買収される、

といったこともあって「日本バッシング」が

非常に強い時期でもありました。

私たちの受ける裁判は冷静に見ても

「トラ・トラ・トラ」のオペレーションネームに象徴されるごとく

日本人、黄色人種への見せしめ色の濃い裁判であることは明らか

でございました。




徹底的に戦ってやる、との気迫が顔に出ていたと思います。

調子に乗りやすい性格を持っています。

サムライ、になった気分でした。

現地でも話題の「事件」でございましたので

傍聴席には現地マスコミの姿もありました。

これまでの取り調べで何度か面識のあった

担当の白人の検事と目があいました。

こちらの沢山の人間となった陣容を見て

白人の検事は一瞬とまどいの色を見せました。

目を先にそらしたのは白人の検事の方でした。

黒木香さんとあきれるほどにオマ〇コをやりたい、

との執念が炎となって目に宿っていました。

この異様な眼力は何んだ、白人の検事は戸惑いを覚えた筈でございます。

これまでこの裁判にのぞむにあたって依頼した弁護士たちとは

10数度にわたって綿密な打ち合わせを重ねました。

そこで合意していたことは

「資格外活動」の単純な罪でありながら「ビザの詐取」

という濡れぎぬとも云うべき法外な罪で「求刑370年」とされた

前代未聞のこの「差別裁判」を徹底的に争い戦い抜く、ということでした。

裁判の成り行き次第では「人種差別による不当な裁判」を受けている

連邦政府を相手に逆に損害賠償の裁判を起こし、

人権委員会にも訴え出ることも考えていました。

また担当の検事に対する「弾劾」及びありとあらゆる方法でもって

この不当な「差別」裁判を世に問い法廷外でも

「検事に対する追求」を行う覚悟でした。




最初に弁護士事務所に預けた5000万円のうち

その4分の3は裁判が始まる前に失くなっていました。

なにせ16人の被告に8人の弁護士がついているのでございます。

弁護士は一時間最低でも4万円の「弁護料」となっています。

16人の被告が集まって8人の弁護士と半日打ち合わせをしたら、

もうそれだけで200万円近いお金がかかってしまうのでございました。

5000万円の金などアッという間に残りわずかになってしまいました。

米国の弁護士はいくら必ず勝てる裁判と分かっていても

弁護士料が失くなればハイそれまでよ、

でその日でお別れとなってしまうのでございます。

金が無い、のは首の無いのと同じ

日本的義理人情「先生、私の目を見て下さい」が通用しない

極めてシビアな世界なのでございます。




が私はめげることはありませんでした。

なんとしても黒木香さんが大好きなアナルに

おれのペニスを根元まで埋めてやる、との欲望に私は燃えていました。

それがかなうなら金などいくらかかっても、の気構えでございます。

そうした「不退転」の「金などいくら使っても絶対に負けはしないぞ」

の「不屈の精神」というものは相手に伝わるものでございます。

米国の裁判は始まりますと連日のように行なわれます。

始めは意気軒昂で見下すごときポーズの検事でございましたが、

日を重ねるうちに静かになってまいりました。

裁判がはじまって二週間ほど経って、

その間色々な紆余曲折がございましたが、

最終的に検察側から求刑370年を撤回し16万5000ドル

(当時の邦価で2800万円)の罰金で司法取り引きをする、

という申し入れがありました。

またその罰金を私が支払うことを了承すればその交換条件に

私以外の15人の被告は全員無罪とするという条件でした。

懲役370年が罰金刑となった、ことは納得できる成果でございました。

が16万5000ドルの罰金とはいかにも法外なものでございます。

しかしそれを払うことを承知すれば15人のスタッフは全員

無罪放免となるとのことでございます。

彼等には罪はありません。こんなこととなるとは夢に思わず

私を信じて黙ってハワイまでついて来ただけなのでございます。

彼等はまだ若く将来がある身です。

外国での事件といえども「前科者」とするワケにはまいりませんでした。

また彼等はハワイがアメリカが大好きでした。

ここで有罪となれば生涯米国に入国することができなくなります。

そうしたことから罰金16万5000ドルの司法取り引きを受け入れ、

手を打つことにしました。




結果としては検察側と私の

どちらの勝ちとなったのでありましょうか。

15人を「無罪」としたことはいかに米国の司法当局であっても

検察にとっては忸怩たるものがあったのではないでしょうか。

しかし一方、主犯格の私から16万5000ドルの罰金を取ったことは

納得できる結果であった筈でございます。

過去資格外活動という単純犯罪でそれだけの罰金を支払った例は

皆無であったのでございますから。

あのまま司法取り引きがままならず、裁判が続けば、

どれだけ金がかかろうと最後まで裁判闘争を続けるつもりでした。




担当した弁護士が云いました。

米国の社会ではファイトせずリングから降りる者は敗れ去る者です、と。

金ならいくらでもあるぞ、

それこそ米国中の超一流の弁護士をかき集めても

最後まで戦い抜いてやる、

そしてこうした検察が「差別」の裁判を行った責任を

司法の場やマスコミを通じて必ずや徹底的に追求してやる、

とのメッセージをことあるごとに

弁護士を通じて検察に送り続けました。

そうしたことからポルノ屋のクセにタフな奴、

との「評価」が生まれ痛み分けの司法取り引きとなって

結実したのではなかったか、と考えました。




章男お坊ちゃまのようにあのとき「泣き」を見せていたら

いまごろ370年とはいわないままでも、

25年を経た今日でも塀の中での暮らしを

強いられていたに違いありません。

問題が起きてしまえばこれが運命だ、と受け入れ

売られたケンカは買ってやる、

の心意気が大事なのでございます。

トヨタの人脈と知恵と資金の全てを賭けて、

理不尽な攻撃に対しては血祭り上げて思い知らせてやる、

との戦士の姿勢が大切でございます。




10年程前、

コインなどの記念品販売で有名なフランクリン・ミント社が

ダイアナ妃の肖像入りの皿やダイアナ人形を

販売したことがありました。

これに対して英国のダイアナ基金は

“ダイアナの肖像、名前などが無許可で商品化されるのを防ぐ義務”

を履行する、という名目でカルフォルニア裁判所に

ミント社を相手に損害賠償の裁判を起こしました。

一節によれば三流弁護士の「楽勝です」の甘言につられて

甘い見通しを持ったとも言われております。

カリフォルニア地裁での判決は

「ミント社は肖像権使用に関するパブリシティー権に照らして

侵害行為はない」とミント社が勝訴となるものでした。

高裁においては逆に「ダイアナ基金の言い分は根拠のない上に不当である」

との判断がなされ、ダイアナ基金側がミント社に対して約8億円の

裁判費用の負担を命じられたのであります。

ことはこれで終わることはありませんでした。

ミント社は高裁の判決を受けてダイアナ基金を

「悪意ある訴訟を起こした」として逆提訴し、

約32億円の損害賠償を求めたのであります。

これによって一般市民から集められた寄付金38億円、

エルトン・ジョンの大ヒット曲「キャンドル・イン・ザ・ウインド97」

の印税74億円によって創立されたダイアナ基金は

予定していた慈善事業への資金拠出を大幅に凍結、削減することを

余儀なくされ大きな痛手をこうむることとなりました。




アメリカには日本の弁護士の30倍約100万人の弁護士がおります。

これだけ弁護士の数が多いと、

まっとうな弁護士活動では喰えずクライアントをたぶらかして

訴訟に持ちこみ、勝っても負けても関係なく弁護士費用を

せしめようとするトンデモナイ輩ウジャウジャ存在しております。

ダイアナ基金のケースも法律の専門家が見ればいたずらに

「訴訟」に持ち込めば返り討ちを喰らい

大ヤケドをしかねない危険なケースでございました。

がダイアナ基金側はアメリカの喰えない弁護士の口車に乗せられて

訴訟を起こして敗れ、賠償金プラス弁護士費用の莫大なカネを

失なうことになったのであります。




今後トヨタに対しては

そうした「ダメモト」承知の不呈の輩の弁護士による多大な数の

訴訟合戦が繰り広げられることになるでありましょう。

いまこそトヨタは先手を取って、

ふざけたことを仕掛けてきたら断固としてこれを殲滅し、

高い代償を必ず支払わせてやるとの強い意志とメッセージを

広報やマスコミ報道によって明示すべきでございます。

アメリカの病巣である訴訟社会のハイエナどもの

餌食になってはなりません。先手、必勝でございます。




しがないポルノ屋が戦いえた戦いを、

もう決して泣かないことにした章男お坊ちゃまを擁する

「世界のトヨタ」ができぬ筈がないのでございます。

「このとき私を担当して無事日本に戻すことに尽力して下さった弁護士は、

後に勝新太郎氏の弁護士もなされた日系二世の

ジェームス・コシバ弁護士でございます」

3月15日阿佐ヶ谷ロフトA
のイベントは大入り満員となり大盛況でございました。
心より、心より御礼申し上げます。
機会がございましたらまた是非ご来場下さいますようお願い申し上げます。

当日場内で発売致しました新刊「閻魔帳」もおかげさまで完売致しました。ありがとうございます。

尚サインをさせていただきました折、何名さまか月日を間違えて書いてしまいました。お許し下さい。本当にお許し下さい。ウスラ馬鹿が舞い上がるとこうした失敗をするのでございます。もしご連絡いただけましたら本の方は当然こちらの費用にて交換させていただきますので、ご連絡をいただければ幸甚でございます。




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