首都圏の私立大に昨春入学した下宿生の毎月の生活費(家賃除く)は3万3700円、1日あたり1123円と、データが残る1986年度以降、過去最低になったことが東京私大教連の「家計負担調査」でわかった。最も高かった90年度の7万3800円(同2460円)の半分以下。親元からの仕送りも月9万3200円と最低だった。
調査は昨年5、6月に1都5県(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木)の早稲田、中央大など18大学・短大の新入生を対象に行われ、4887人が回答した。
下宿生が入学の年にかけた費用は受験料や入学金、住居費など平均300万円。前年度より約5万円減った。親の税込み年収(平均882万円)に占める割合は34%と過去最高になった。教育費を工面するために借金をした家庭は23%で、平均175万円借りていた。一方、自宅から通う学生の入学の年にかかった費用は平均150万円だった。
調査では、保護者に家計への負担について4段階で聞き、「たいへん重い」「重い」を合わせると全体の93%を占めた。自由記述の中には、「長期不況の中、収入減で苦しんでいる」「夫がリストラされ、せっかく入学した大学を辞めさせないといけなくなる」などの声があったという。(見市紀世子)