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“敬老会”の声も…新党名称は「たちあがれ日本」

新党名「たちあがれ日本」を発案した石原東京都知事
新党名「たちあがれ日本」を発案した石原東京都知事
Photo By 共同

 無所属の平沼赳夫元経済産業相(70)や自民党に離党届を提出した与謝野馨元財務相(71)が旗揚げする新党の名称が「たちあがれ日本」になることが7日、固まった。新党を支援する石原慎太郎東京都知事(77)が命名した。また、自民党の中川義雄参院議員(72)の参加が決まり、政党要件を満たす現職国会議員5人がそろった。ただ、平均年齢は69・6歳で「“たちあがれ”とは自分たちに言っているのでは」など厳しい声も。

 平沼氏はこの日昼、都内で記者団に、党名が「たちあがれ日本」に固まったことを明らかにした。与謝野氏と、自民党に離党届を出した元幹事長代理の園田博之衆院議員(68)が近く発売される月刊誌「文芸春秋」に連名で寄稿した論文でも「新党“たちあがれ日本”を結成することを決めた」と宣言している。

 与謝野氏は夕方、TBSの報道番組に出演し、「作家でもある石原さんが事実上の命名者」と明かした。石原氏は新党の「応援団」を表明し、5日に都内で行われた協議にも参加。石原氏が提案した数種類の案のうち、参院選比例代表で党名票を集めることを念頭に、ひらがなの多い名前を選んだ。与謝野氏は「今の民主党の政治では子や孫の世代で落ちぶれた国になってしまう。ここでひと踏ん張りして、いい社会をつくるためにわれわれは立ち上がった」と説明した。

 また、中川義雄氏が午後、自民党に離党届を出し、新党に参加することを記者団に明言。昨年亡くなった中川昭一元財務相の叔父に当たり、保守路線で平沼氏に近い。参加が予定されている元運輸相の藤井孝男参院議員(67)も、8日離党届を提出する。政党要件を満たす5人の国会議員がそろい、10日の旗揚げが確定した。

 一方、新党参加者として名前が挙がっていた自民党の中山恭子参院議員について平沼氏は打診は認めた上で、参加は難しいとの認識を表明。中山氏も旗揚げには加わらない意向を示した。

 この新党に対し、東国原英夫宮崎県知事は「敬老会みたい。“(与謝野氏の趣味の)囲碁を指して終わり”みたいな」とばっさり。民主党の渡部恒三衆院副議長は講演で、与謝野氏らの離党について「総裁になれなかっただけで党を飛び出した。家出少年という言葉があるが、家出老人が増加して自民党が気の毒だ」と切り捨てた。

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