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2010年4月7日(水) 19:30 |
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好適環境水の水槽にトラフグの卵到着
陸上で魚の養殖を研究している岡山理科大学に、新たに完成した水槽に養殖用の卵が到着しました。 海の水を使わずにトラフグを卵から育て、一般家庭にも販売を目指します。
7日午後、岡山市北区の岡山理科大学に長崎県からトラフグの卵が届きました。 陸上で魚の養殖を研究している山本俊政准教授は、これまでに海水魚も淡水魚も同じ水槽で生活できる好適環境水を使って、トラフグを卵から成魚まで育てる実験に成功しています。 4年目を迎えたトラフグの養殖ですが、今回は今までより大きなプールでの養殖に挑戦です。 昨年行われた実験結果で、トラフグの卵がふ化する確率は、海水がおよそ80%なのに対して好適環境水はおよそ90%です。 また、海水で出荷できる大きさまで養殖する場合、およそ2年間が必要ですが、好適環境水はおよそ1年間と半分で出荷できるまでに成長します。 7日届いたトラフグの卵は、およそ1週間でふ化する見込みで、ふ化してから2センチ程に育った後、大型の水槽に移動させるということです。
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