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小沢幹事長、訪米見送りへ 「二元外交」の批判回避

2010年4月7日15時12分

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 民主党の小沢一郎幹事長が検討していた4月末からの訪米を見送る見通しとなった。鳩山由紀夫首相が掲げた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題の決着期限と重なるため、「二元外交」との批判を浴びかねないと判断したと見られる。

 党幹部が明らかにした。小沢氏の訪米は、普天間問題の進展につながるとの期待感も政権内にあった。だが、首相は普天間問題の決着期限を5月末と設定。小沢氏は普天間問題は「政府が決めること」との立場で、「この時期の小沢氏の訪米は憶測を呼ぶ」(側近議員)として、最終的に見送った。

 小沢氏の訪米は、2月初旬に国会内で会談したキャンベル米国務次官補が「ゴールデンウイークにでも大規模な訪米団を送ってほしい」と要請。オバマ米大統領との会談も話題となり、小沢氏はその場で「それなりの時間を取っていただかないと困る」と伝えていた。

 米側には小沢氏が大統領と会談することへの懸念もあった。小沢氏が政府首脳でないことや「検察捜査の渦中にあった人物」(元米政府高官)という理由からだ。小沢氏は最近、周囲に「自分が行きたいわけではないが、米国が来てほしいというから準備している」と、後ろ向きと取れる発言もしていた。

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