ここの作品を読んでいて自分も書きたくなり投稿しました。
つたない文章かつ短いですがどうぞお楽しみください。
感想、ご教授などもらえたらうれしいです。
[a prologe]
暗い室内、存在する光源は機械が放つ青白い光やチカチカと点滅を繰り返す赤い光位しかない。
その片隅で一人の老科学者がコポコポと音を放つ生体ポッドの光を浴びながらコンソール画面に向かいなにやら打ち込んでいる。
作業が終わったのか、生体ポッドに起動タイマーをセットする。
そしてポッド側部の収納スペースに小型簡易バッテリーを接続しタイマーを起動させポッドを転送した。
「コレで管理局が来ても我が作品は追えまい。突入まであと二十分ほどか。」
そう言いながら施設の自爆機能コンソールを起動させる。
「もしわしが死に朽ち果てようと我が作品は生きながらえる。カウントスタート」
その言葉に反応し映った数字は20秒、カウントが始まった。
起動を確認した老科学者は自らも転送魔法を使い姿を消した。
二十秒後、施設は爆発しそこに存在していた証拠を跡形も無く消し去った。
そしてその頃とある世界である一人の男が建設現場の崩落事故に巻き込まれ死亡した。