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[9396] 涼宮ハルヒの幻想【涼宮ハルヒの憂鬱×東方】
Name: 夜桜◆81e8b23b ID:f4bafb91
Date: 2009/06/07 13:21
小説、東方初心者な夜桜です

タイトルから分かる通りクロスモノです
では注意点をいくつか

・東方キャラの設定などについて間違えた点もあるかもしれません
・誤字などは指摘してくださると嬉しいです
・テスト期間などで長らく更新できない場合もあると思います
・思いつきなので続かない可能性が非常に高いです
・荒らしさんなど他の方に迷惑をかける方は回れ右でお願いします
・ぶっちゃけニコ動の幻想入りのようにいろんなネタが出るかもです

全てを読み、それでもOK!な方は本編をどうぞ



[9396] プロローグ 【自分の願望を現実にする程度の能力】
Name: 夜桜◆81e8b23b ID:f4bafb91
Date: 2009/06/07 13:41
宇宙人、未来人、異世界人、超能力者。
これらの摩訶不思議な奴らが突然目の前に出てきたらなんと楽しそうなことだろうか。
俺も思ったよ。が、そんなことありえない。あんたもそう思うだろ?
この地球上にてそんな不思議な奴らがいるならもうそりゃニュースとかで話題になっているだろう。

なら自分が不思議な能力を持っているとしたら・・・。
そんなこともありえるはずが無い。いや、ありえちゃイケナイんだ。
もしもそんなことになっているなら俺は悪い集団に悪用されるかもしれない。

なーんてな。

そんな無駄な心配をする必要は無い。なんせそんな能力は存在しないのだ。
・・・・・が、存在してしまったのだ。今パイプ椅子に偉そうに座ってるこの女にな。

鋭い眼光を放った瞳。黄色いリボンのついたカチューシャ。
閉ざされた薄桃色の唇。とても整った顔立ち。そしてこの学校のセーラー服を身に纏ったこの女。
名は涼宮ハルヒ。自分の願望を現実に変えてしまうというもうホント信じられない奴なのである。

そんな奴と一緒にいるこの俺はフツーの人間だ、安心しろ。
だが、俺の周りにいる奴らも普通なんかじゃない。
頭でもおかしくなったかって?そりゃそう思った時もあったさ。今でも時々そう思う。

が、俺達「SOS団(世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団)」はもっと普通じゃない所に着くことになっちまった。


中学卒業までの俺の日常は何処へ行ったのやら――。



[9396] 第一話 【薄桃色の木々 ~ Where is holiday?】
Name: 夜桜◆81e8b23b ID:f4bafb91
Date: 2009/06/13 20:54
世界ってのは本当にひとつだけか。
いきなりこんな話されても困るだろう。が、まぁ、聞いてくれ。

俺達の住む世界は「この世」とか「地上」とか「人間界」とか言われている。
ま、最後のように呼ぶのは漫画やアニメなんかだろうが。じゃあ、上には世界があるんだろうか。当然答えはNOだ。
「宇宙」という空間・・・世界とも言えなくは無いが普通宇宙を「世界」なんて呼んだりはしない。
下はどうか。海があって、大量の土やらなんやらがあって、マグマがあるだけで
世界なんてもんはこれっぽっちも存在しちゃいない。「魔界」や「地獄」なんてないんだ。

だがな、俺らの団長はそれが可能である。
普通じゃだーれも気づかない「閉鎖空間」というバカげた仮の世界を作り出し、
バカでかい青っぽい巨人にその世界の建物をぶっ壊させているのだ。
一回、俺とハルヒがそこに閉じ込められたことがある。
どうやって脱出したかだって?思い出したくないからノーコメントとさせていただく。

で、現在の状況などを説明しよう。

ここはSOS団本部、などとハルヒは言うがただの元文芸部の部室だ。
俺はキョン・・・じゃないんだが周りの奴らはそう呼ぶ。ちゃんと本名はあるんだが・・・。
そして現在パソコンでネットサーフィンしてるのが涼宮ハルヒ。いかにも不機嫌そうな顔でさっきからマウスをカチカチやっている。
んで、俺の目の前で今、オセロの対戦相手なのが古泉一樹。こういうゲームは凄く弱い。
いつもの微笑みが苦笑いに変わってきている。オイオイ、俺もう四つの角全部取っちまったぞ。
で、この部屋の片隅でパイプ椅子にすわり、無言で読書しているのが長門有希。
動作といえば分厚いSF小説のページを音も立てずにめくるだけ。まるで空気のような存在だ。
そしてSOS団のメイドさんこと朝比奈みくる。可愛らしい動作と顔。
あ、笑った。・・・これでも上級生。下手したら中学生に見えるほどである。ちなみに巨乳。

それに言葉を付け加えると古泉一樹は超能力者。長門有希は宇宙人。朝比奈みくるは未来人である。
ハルヒの作り出した閉鎖空間で古泉は巨人・・「神人」と戦っていたし、
長門は今はいないがいきなりナイフを振るってきたクラスの委員長、朝倉涼子から俺を助けてくれた命の恩人。
朝比奈さんとは過去に行ったりもした。かすかに幼さが残った朝比奈さん(大)とも何度か会った。

ホント、なんでもあr・・・


「つまんない!!」


ゴンッ、というハルヒが机に拳を叩きつけた音と、拳を叩きつけた張本人の突然の大声にて俺のSOS団メンバーの自己紹介は中断された。
朝比奈さんはビックリして湯のみを落としそうになるし、古泉は珍しく驚いた顔でハルヒを見る。
長門はというと何も変化無し。慣れてきたけど少しは驚こうぜ。


「つまんないって何がだ」


仕方なく俺はオセロの最後の所に黒を置き、ゲームを終わらせつつ聞いてやる。
返ってくるセリフは予想済みだが長門みたいに何も反応無しなのもアレだから一応な。


「全部に決まってるでしょ!ぜ・ん・ぶ!!」


ハンターみたいな瞳で俺を睨み付けつつ、そう言うハルヒ。
朝比奈さんが恐る恐るハルヒの机に湯のみを置く。その湯のみに入ったお茶を一気飲みする。恐るべし早さだ。
ほら、俺の予想通りだ。さてもう一つ予言するとなるとこれから・・・・・


「外に不思議を見つけに行きましょ!ここでぼーっとしてても仕方ないわ!」
「あのな、今日は平日だしもう夕方だぞ。今から探してm」
「だからいいんじゃないの!!」


また中断された。ネットサーフィンに飽きただけじゃないのか。何かオモチャが無いといつもこうだ。
ハルヒによると暗い方が幽霊とか怪しいヤツに出会える確率が高くなるらしい。
確かにそんな気もするがお前、幽霊に会ったことあるのか?

大体今からとなると朝比奈さんは着替えなきゃいけないじゃないか。さすがに前みたいにメイド服姿で見慣れた街中を歩かすわけにはいかない。
古泉はあまり乗り気ではないみたいだが断る気はゼロみたいだ。長門は黙って着いてくるだろう。もしも断ったらハルヒだって凄く驚くだろうな。


「そうねぇ・・いつもと同じ駅前じゃつまんないから今度は森にしましょ!」


森だと?この時間帯から森まで行くつもりなのかこのアホは。


「こっ、この時間からですかぁ?」
「んー・・さすがに今の時間帯からはマズイわよね。明日ちょうど休日だし、明日にしましょ!」


心配そうな表情で聞く朝比奈さんにそんな返事を返すハルヒ。さっきの幽霊とかの話はどうなったんだ。気まぐれだな、ホント。


「じゃっ、明日九時駅前集合ね!来ないと処刑だから!」


そんな軽々と恐ろしいことを口にし、帰る支度をし始めるハルヒ。
死刑が処刑に変わっていることをツッコまずに俺は近くの鞄を手に取る。
ふと窓を見ると木々は俺の気持ちとは逆に薄桃色に色づいていた。

――そう、季節は春だった。



【あとがきのようなもの】

どうも、夜桜です。ハルヒ達が幻想入りします、ハイ
銀魂と東方はあるお方が実行されてるのでじゃあ、ハルヒかなという思いつきです
ぶっちゃけ声優繋がりですがまあ、気にしないで下さい

これからタイトルは東方原曲のタイトル風にしていきたいと思います
翻訳サイトで翻訳してるので意味が変な場合もあるかもしれません^^;

次回はついにハルヒ達、森へ行きます


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