日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの社会ページです。



ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画アーカイブズ

QAなう


  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 社会
  3. 政治ニュース

進次郞挑発に亀キレた!父の敵だ因縁郵政

 自民党の小泉進次郎衆院議員(28)が6日、国会で郵政民営化見直しをめぐり、父・純一郎元首相の天敵、亀井静香金融・郵政改革担当相(73=国民新党代表)と初対決した。「世論調査で支持率がほとんどない党が、国の制度を変えようとしている」と、0%台の同党支持率を皮肉ると、亀井氏は「世論調査で政治をする政治家はいらない」と逆ギレ。「改革に逆走しているのは大臣」と一歩も引かない進次郎氏は、因縁対決の場で、こわもて大臣顔負けのボルテージを上げた。

 進次郎氏VS亀井氏の初対決は衆院財務金融委員会。ゆうちょ銀行の預入限度額を2000万円に引き上げるなど、独自路線を強行する亀井氏に対し、進次郎氏は、世論調査で国民新党の支持率が0%台だったことをぶつけた。「支持率がほとんどない政党が、この国の制度の大きな変化を強行している」と指摘。見直し反対も5割にのぼるとして「国民新党の1丁目1番地だからやるという姿勢では、国民の信頼を得られない」と、かみついた。

 比較的冷静だった亀井氏も、低支持率を突かれてキレた。「小泉改革後の民営化が支持されていると思ってるんですか。マスコミの調査で政治をするなら、政治家はいりません ! 」「あなたのお父さんがやったことに帰っても、何の良いこともない」と、積年の怒りを爆発させた。

 進次郎氏は「大臣は国民をばかにしている。国民は、報道を見て自分で考える」と、 “世論軽視”だと批判。「思考停止しているのは大臣だ。1周2周先に行ったつもりが逆走している」「国民が求めているのは、小泉純一郎の間違いを証明することではない」。30分1本勝負は、亀井氏が反論できず幕切れとなった。

 進次郎氏の父、純一郎氏の民営化に反対し、自民党を追われた亀井氏が、政権交代で担当相となり宿敵の悲願を見直す。郵政をめぐる因縁の第2ラウンド。同委は進次郎氏の所属ではないが、先輩議員のはからいで初対決が実現した。「父と亀井大臣の対決は引きずっていないが、私が亀井大臣に質問できる機会はこの委員会だけ。1人に絞って、郵政民営化でやろうと思った」と、臨んだ。

 「いい意味でも悪い意味でもぶれない。郵政民営化や小泉改革には反対。考え方は違うが、政治家として敬意を表したい」と、進次郎氏。亀井氏は終了後、進次郎氏に「街頭演説のような質問だった」と話し掛けた。「人の心理をくすぐるのがうまい。オヤジ譲り」と大人の対応を見せていたが、小泉VS亀井の世代を超えた対決は、今後もまだまだ続く。

 [2010年4月7日9時25分 紙面から]


関連ニュース




キーワード:

亀井静香




社会ニュース

記事バックナンバー


政治ニュース

記事バックナンバー


経済ニュース

記事バックナンバー


国際ニュース

記事バックナンバー





この記事を読んだ人は以下の記事も読んでいます





日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 社会
  3. 政治ニュース

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/STATS SportsTicker

ここからフッターナビゲーションです