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【格闘技】

亀田ジム消滅へ WBCは亀父にメキシコ出頭要請

2010年4月7日 紙面から

報道陣らを前に亀田史郎氏のどう喝騒動について頭を下げる亀田ジムの五十嵐紀行会長(右)=東京・後楽園で

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 亀田家にダブルパンチ−。東日本ボクシング協会は6日、東京都内で緊急理事会を行い、WBCフライ級王座統一戦(3月27日)で亀田興毅が敗れた試合後、暴言を吐いた父史郎氏(44)について、亀田ジム五十嵐紀行会長(35)から事情聴取した。理事からは最も重い「除名処分」という声が挙がり、五十嵐会長を除名、亀田ジムが消滅する可能性が高まった。また、WBCは6日付で、リリースを発表。史郎氏に本部のあるメキシコまで出頭命令、懲罰委員会で厳罰を下す前代未聞の事態となった。日本ボクシングコミッション(JBC)はきょう7日に倫理委員会を開く。

 暴挙を繰り返す史郎氏、暴走を止められない五十嵐会長に厳罰が下る。JBCは理事会に対して(1)協会が提出した史郎氏のセコンドライセンス復帰要望書の撤回(2)五十嵐会長の管理監督責任の検証、ジム活動停止を含めた処分の検討−の2点を記した要望書を提出した。理事会は2時間に及び、21人の理事がそれぞれ意見を述べた。大橋秀行協会会長は神妙な面持ちで理事会の様子を振り返る。

 「厳しい意見が多いです。協会の会則で一番重い処分という意見も出ました。選手は問題ない。選手の救済を一番に考えながら、活躍の場を作ってあげたい」

 協会員である五十嵐会長を除名する、という意見が多数を占めた。議論の焦点は、3兄弟の救済に移ったようだ。

 亀田ジム消滅後、3兄弟はどうなるのか−。北澤鈴春事務局長は説明する。「もし、除名処分が出た場合、選手は協会預かり、ジムの移籍に絞られます」。ただ、亀田ジムにはWBA世界フライ級王者の大毅がいる。世界戦は交渉やプロモートなど代替が難しく、これまで世界王者が協会預かりになった例はない。大橋会長は「問題山積です」とため息をついた。

 また、WBCはこの日の早朝にリリースを発表。「ポンサクレック選手の勝利に問題はない」と亀田ジムの再戦要求を却下。「事情聴取は4月12日から13日、メキシコシティにおいて、WBC会長とWBC懲罰委員会、亀田史郎氏により行われます」と史郎氏をメキシコまで呼び出し、処分を下すことを明らかにした。WBC統括の試合に出入り禁止となる“WBC追放”という厳しい処分になりそうだ。「オレはどうなってもいいんや!」という暴言の代償はあまりに大きかった。 (森合正範)

 

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