【訃報】ナム・ドンスンさん107歳=独立運動家

生涯を社会奉仕にささげる

 女性独立運動家で、三・一独立運動で知られる「韓国のジャンヌ・ダルク」柳寛順(ユ・グァンスン)烈士の幼なじみとしても知られたナム・ドンスンさんが3日午後11時、ソウル市江北区内の自宅で老衰のため死去した。107歳。

 忠清南道天安市生まれで、1919年の梨花学堂(後の梨花女子大学)在学中、柳寛順烈士と共に三・一独立運動に加わったが捕らえられ、投獄された。その後、独立運動団体「7人決死隊」に女性として唯一参加し活動した。

 45年の光復(植民地支配からの解放)後は、大韓愛国婦人会などで活動、53年にソウル市鍾路区楽園洞に韓米孤児院を設立し、戦争孤児約1000人を世話するなど、生涯を社会奉仕にささげた。

 葬儀はソウル大学病院斎場で、出棺は6日午前7時30分に行われる予定。埋葬地は碧蹄昇華院(京畿道高陽市)。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る