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春の交通安全運動始まる

交通安全を呼びかける、前橋東署一日署長の横田雅晃君(右)と今泉茜さん(前橋市内で)

 「春の全国交通安全運動」が6日スタートし、県内の全18署はドライバーや通行人に啓発チラシなどを配り、交通安全を呼びかけた。県内の交通事故死者数は2009年、2年ぶりに100人の大台に乗っており、県警は事故が多い高齢者に向けた対策を講じ、再び2けた台を目指す。

 前橋東署では、小学生の男女2人が一日署長に就いた。オープンカーや、大型バイクのハーレーダビッドソンのサイドカーに乗り込み、群馬ハーレー会のメンバーらと前橋市内をパレード。ショッピングセンターではチラシを配った。前橋署などのイベントでは、群馬大医学部の学生10人が白衣姿で事故防止を訴えた。

 みなかみ町政所の国道17号沿いの月夜野道路情報ターミナルでは、沼田市内の二つの企業に入社したばかりの計8人が、ドライバーに「気をつけて運転してください」と呼びかけ、交通安全の標語が入ったアクセサリーなどを手渡した。

 県警交通企画課によると、今年の交通事故死者数は5日現在で22人(前年同期比3人減)。65歳以上の高齢者は11人で、半数を占めた。歩行中が6人、自転車の運転中の事故が5人だった。同課は「自転車、車を運転するにしても、道路を横断するにしても、自身の身体能力の低下を認識してほしい」としており、昨年に続いて高齢者向けの交通安全教室などを開き、注意を促していく方針だ。

2010年4月7日  読売新聞)
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