大型連休の期間中、全国の高速道路は通行料金の大幅な値下げの影響で去年並みの渋滞が予想され、下りは来月1日から3日にかけて、上りは3日と4日が混雑のピークになる見通しです。
高速道路各社が発表した渋滞予測によりますと、大型連休を含む今月28日から来月9日までに、全国の高速道路では30キロ以上の渋滞が50回発生すると見込まれ、同じ料金値下げが行われた去年並みの混雑になるとしています。このうち、下りの混雑のピークは来月1日から3日にかけてで、▽1日午前には、東名高速道路の沼津インターチェンジ付近を先頭に45キロ、▽2日早朝には関越自動車道の花園インターチェンジ付近を先頭に50キロの渋滞が予想されています。一方、上りのピークは来月3日と4日で、▽3日夜には東名高速道路の大和トンネル付近を先頭に45キロ、▽4日夜には九州自動車道の八幡インターチェンジ付近を先頭に45キロの渋滞が予想されています。高速道路料金をめぐっては、去年3月から地方の高速道路でETCの搭載車を対象に土日祝日に限って原則1000円を上限にする割引制度が導入されていますが、ことし6月からの新たな料金制度の導入に伴って廃止される見通しで、長い休みの期間に適用されるのは今回の大型連休が最後になる見込みです。