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大ちゃん 凱旋パレード岡山、倉敷市民らフィーバーバンクーバー冬季五輪で銅メダル、3月の世界選手権で金メダルを獲得したフィギュアスケートの高橋大輔選手(24)(関大大学院)が6日、両大会後初めて帰郷した。岡山、倉敷両市街地で凱旋(がいせん)パレードを行い、県民栄誉賞の授与式などに出席。日本人男子初の快挙を成し遂げた高橋選手の雄姿を一目見ようと多くの市民らが詰めかけ、〈大輔フィーバー〉に沸いた。 ■□岡山市 この日朝、JR岡山駅に到着した高橋選手が、近くのセレモニー会場に姿を見せると、待ちかまえた1万人を超える市民やファンから大歓声が起こった。二つのメダルを首にかけた高橋選手は「けがもあったが、声援のおかげで岡山にメダルを持って帰ることができた。感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつした。 続いてオープンカーに乗り、県庁までの約1キロを移動。「大ちゃんおめでとう」との祝福の声に、満面の笑みで手を振って応えた。倉敷市庄新町の大学3年武田美緒さん(20)は「古里を大切に思ってくれて本当にうれしい。誇りに思います」と感激していた。日本郵便岡山支店の小山吉章さん(58)は「世界の頂点に立った方ならではの、すがすがしい笑顔だった」と話した。 県庁では、石井知事から、高橋選手の銅メダル獲得で新設された県民栄誉賞が授与され、美作市在住の作家あさのあつこさんの「世界と戦い、自分と戦った真の意味での勝者でした」というメッセージも贈られた。高橋選手は報道陣に「(久しぶりの帰郷で)懐かしい景色が見られてうれしかった」と語った。 ■□倉敷市 午後からは、JR倉敷駅前から美観地区までの約600メートルをパレード。沿道は約2万5000人で埋まり、オープンカーで進む高橋選手に「感動をありがとう」などと声をかけていた。市役所では、市民栄誉賞の授与式もあり、伊東香織市長が「市民に感動を与えてもらい、感謝の気持ちを込めて贈ります」と賞状などを手渡した。 午後2時からは、高橋選手が小学生時代から練習し、存続にも力を注いだスケートリンク・ヘルスピア倉敷(旧ウェルサンピア倉敷、倉敷市連島町西之浦)で祝勝会があり、市民や小、中学校の後輩ら約400人が祝った。母の清登さん(60)も姿を見せ、久しぶりに高橋選手と対面。2人は壇上で県スケート連盟から独自の栄誉賞のメダルと花束を贈られ、照れくさそうに受け取る息子に、清登さんは優しい視線を送っていた。 最前列から見つめていた連島中1年、渡辺大輔君(12)は「同じ名前なので応援していた。五輪の銅メダル獲得には、自分のことのようにうれしかった」と話していた。 式典後の記者会見で、高橋選手は地元の歓迎ぶりについて「想像以上の人が声援を送ってくれて感動した。スケートを続けてきて本当によかった」と話し、今後については「守りに入らず挑戦者の気持ちを持って世界選手権連覇を目指して現役を続行したい」と決意を表明。さらに「一日、家でゆっくりと家族と過ごし、その後、温泉旅行にでも行きたい」と話していた。 (2010年4月7日 読売新聞)
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