永住外国人への地方選挙権付与に野呂昭彦知事が賛意を示したことに対し、市民団体「日本の子どもの未来を・守る会」三重支部(大西由里子支部長)は5日、発言の撤回を求める意見書を1680人の署名を添えて野呂知事に提出した。
意見書は「政治はその国の国民が参加して決定すべきもので、外国人に国家国民の命運を決定する参政権を付与することは自国民に対し無責任な行為」などと訴えている。
野呂知事は1月18日の定例会見で「永住外国人は日本国籍を持つ住民と同じように税を払い、諸活動をしている。地域の行政レベルでは、行政に対する権利を認めていくことがあってもいいのではないか」と述べた。【田中功一】
〔三重版〕
毎日新聞 2010年4月6日 地方版