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まるで異国?! 定住化進む池袋チャイナタウン (1/2ページ)

2010.3.14 22:45
このニュースのトピックス外国人参政権
東京・新大久保駅周辺には韓国語のフリーペーパーの箱が並ぶ(緑川真実撮影)東京・新大久保駅周辺には韓国語のフリーペーパーの箱が並ぶ(緑川真実撮影)

 地方参政権を付与する法案を契機に注目される永住外国人。その数は年々増加し、全国各地に外国人が大勢集まって住む街がある。中でも東京都豊島区の池袋駅周辺で急成長する“チャイナタウン”と新宿区の大久保駅周辺に広がる“コリアンタウン”は象徴的な存在だ。2つの街を歩くと、彼らの定住志向とそれに伴う課題が浮かび上がる。

 200軒以上の中国系店舗がひしめく池袋駅周辺。中華料理店、不動産会社、携帯電話店、カラオケ店…。一帯を歩くと聞こえてくる言葉には中国語が目立つ。一瞬にして、異国の空間に飛び込んだようだ。

 平成15年ごろまでは違法風俗店が乱立し、治安が悪化していた。警視庁が地元と協力して取り締まりを強化し、徐々に落ち着きを取り戻した。街角には中国語で「客引き禁止」と書かれた当時の看板が残る。

 池袋で中国語新聞を発行する「日本新華僑通信社」の蒋豊編集長(50)によると、池袋の中国人は1978(昭和53)年以降の改革開放路線により80年代から増えたという。蒋さんは「日本は住みやすく治安がいい。80年代に来日した中国人が生活基盤を築き、彼らを頼って親族や知人が次々と来日している。その結果、定住化、永住化が進んだ」と話す。

このニュースの写真

東京・新大久保駅周辺には韓国語のフリーペーパーの箱が並ぶ(緑川真実撮影)
池袋北口の繁華街に立てられた中国語による「客引き禁止」の看板(緑川真実撮影)
新大久保駅近くの公園にある防犯カメラ(緑川真実撮影)
新大久保駅近辺の集合住宅には、数ヶ国語で不法投棄を防止する内容の張り紙がはられていることが多い(緑川真実撮影)
一般家庭の敷地に置かれていた看板。騒音を注意する文章は日本語と韓国語で書かれていた(緑川真実撮影)

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