【 ここから本文 】
セキュリティ・マネジメント
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[英国]
ブラックスクリーン問題を指摘したPrevx、誤りを認めマイクロソフトに謝罪
Prevxの主張が“文脈から切り離されて”誤解されたと主張。だが……
(2009年12月03日)
セキュリティ・ベンダーの英国Prevxは、「ブラックスクリーン問題」に関する同社の主張を撤回し、米国Microsoftに公式に謝罪した。Prevxは、「最近リリースされたWindowsのアップデートが、画面が真っ黒になってPCが操作不能になる現象を引き起こしている」と主張していた。
| Prevxのブログ。同社の主張が“文脈から切り離されて”誤解されたと主張するが、IDG News Serviceの取材で述べたコメントとは食い違っている。 |
PrevxのCEO、メル・モリス(Mel Morris)氏は12月2日、「われわれの最初のブログ記事が文脈から切り離されて流布し、Microsoftに迷惑をかけた可能性があるのは明らかだ」とブログで述べた。「これは決して意図したことではなく、われわれはすでにMicrosoftに謝罪している」と同氏。
前日の1日にもPrevxのリサーチ・ディレクター、ジャック・イラズマス(Jacques Erasmus)氏が、「Microsoftのパッチはブラックスクリーン問題の原因ではない。マルウェア感染が原因だ」としてMicrosoftに謝罪したブログ記事を公開している。
事の発端はPrevxによる11月27日のブログ記事。同社はその中で、「11月に公開されたWindowsのセキュリティ・アップデートを実行すると、レジストリのアクセス制御リスト(ACL)エントリが変更されて一部のソフトウェアが正しく動作できなくなる。その結果、画面が真っ黒になるという現象が起きている」と指摘した。
Microsoftは指摘された問題を調査し、12月1日、自社のアップデートはブラックスクリーン問題の原因ではないと表明。さらに、自社の技術サポート・チームが対応しているこの問題に関する顧客からの問い合わせは、少数にとどまっていると述べた。
Microsoftは1日、Prevxへの反論を展開した。Microsoftの欧州、中東、アフリカ担当最高セキュリティ・アドバイザー、ロジャー・ハルビア(Roger Halbheer)氏は、間違ったニュースのせいで、ユーザーがWindowsセキュリティ・アップデートの導入を躊躇していると述べ、「ユーザーはどの情報源を信頼するかを決めるべきだ。私としては、最終的な情報源はわれわれのWebサイト以外にないと考えている」とブログで主張した。
モリス氏は、Prevxの最初のブログ記事は文脈から切り離されたと主張しているが、これは同氏が11月30日、IDG News Serviceのジェレミー・カーク(Jeremy Kirk)記者に話したコメントの内容と食い違っている。カーク記者はブラックスクリーンに関するPrevxの主張を最初に報じた。
モリス氏は30日、カーク氏に対してMicrosoftの最新のパッチがレジストリ・キーを変更し、そのためにブラックスクリーン問題が生じているようだと語った。「ダイナミックなOSでは、時々このようなことが起こる」と、同氏はその際に述べていた。
今回の騒ぎでPrevxのセキュリティ・ベンダーとしての評判が、決定的に傷つくことはないだろうと、Gartnerの主席セキュリティ・アナリスト、ジョン・ペスカトーレ(John Pescatore)氏は語った。ただし、「こうしたことが度重なると、信用を失うことになる」とのことだ。
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)
- 関連キーワード
- Windows Server|Windows 7|セキュリティ・マネジメント|セキュリティ
[米国マイクロソフト、ブラックスクリーン問題と更新プログラムの関連性を否定
「11月のセキュリティ・アップデートが原因ではない」
[米国]マイクロソフト、Windowsのブラックスクリーン問題を調査中と発表
修正パッチ配布は12月8日か?
当初よりも攻撃の精度が向上、セキュリティ専門家は注意を呼びかけ
[米国]マイクロソフト、IE 6とIE 7にゼロデイ脆弱性の存在を確認
更新プログラムは現在開発中、「JavaScriptの無効化」で対応を
「ポートをブロックすれば問題ない」とマイクロソフト