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---自伝的小説「京大芸人」が発売されましたが、執筆したのは菅さんですよね。 菅「今まで芸人さんが出した本を見ても、相方のことを書いた作品はないな、と思って宇治原を主人公にすることに決めました。中身を読んでもらったら分かりますけど、実際京大に現役で入ったこいつが、自分のことを書いたら嫌味やし(笑)」 宇治原「別に僕が調子に乗っていたわけではなく(笑)、自分なりの勉強法を実践していた頃の話なんですよ。僕にとっては懐かしい話やったから、読みやすかったですよ」 ---菅さんは初めての執筆ですから、苦労されたのでは。 菅「まず書く分量を聞いた時に、『そんなに書くことがあるんかい!』と思いました(笑)。でも完成までの3ヶ月、締め切りは一度も破っていません!」 宇治原「こいつは真面目ですからね〜。翌日の仕事が朝早いと、ちゃんと早めに帰りますから。僕は…帰りませんけど(苦笑)」 ---菅さんに執筆の話が来た時、宇治原さんはどう思いましたか。 宇治原「執筆するために必要な要素を持ち合わせているので、書くのも得意やろうなと。ネタ作りやイベント構成を担当しているのが、菅なんで。だから、菅が僕のことを書くのはベストな選択やったと思います」 菅「僕だけの話やったら、それほどエピソードもないし(笑)」 ---作品を、どんな人に読んでもらいたいですか? 菅「受験生はもちろん、受験生の親御さんにも読んでもらいたくて書きました。宇治原が京大合格のために実践した勉強法が書いてあるので、ぜひ!」 ---読みやすい内容ですしね。 宇治原「“勉強の仕方”みたいな本は数多く出ていますけど、難しくて読みづらいですよね。これは簡単に読み切れますから」 ---ちなみに印税の使い道は…。 宇治原「こんだけ出ていたら僕、めっちゃ印税入るわ〜(笑)」 菅「お前の姉ちゃんにも入るよ、 出演料」 宇治原「それ、姉ちゃんに黙って僕に回して(笑)。僕は印税が入ったら、キャバクラに行きまくります! というのは冗談(笑)。引っ越しでもします」 菅「僕は『ロザン塾』を開きます。講師は宇治原…って、2人で言うてることが違うやん!」 ---現在は仕事で多忙なお二人ですが、芸人を辞めたいと思うほど苦労したことはありますか。 菅「ないですね。ただ、給料が5〜10万円の時が一番、きつかったですけど」 宇治原「10万円を超える時が一番きついんちゃう? 仕事があるからバイトもできない状態で。吉本(興業)の5万円は、世間の50万円に匹敵しますよ(笑)」 菅「劇場1回の出演料が、500円やしな(笑)。でも最近、周りの人に『やめないことが成功する近道や』と言われて、実感しています」 ---では、プライベートな質問も。最近ハマッていることは? 菅「ウォーキングです。歩きながらネタをしゃべって作ると、思い浮かびやすいんですよ」 宇治原「僕は酒を飲みつつビリヤードをすることですね。6〜7年前にハマッていたんですけど、最近また復活しました」 ---最後に今後の目標を。 菅「ネタやコントを形の残るものにしていきたいですね。DVDとか。11月30日にソロイベントがあってネタを7〜8本披露するので、頑張ります」 宇治原「いつか、2人の名前がついた番組を持ちたいですね。バカバカしいロケも、勉強とか真面目なことも、両方できる番組に出られたらいいですね」 |
INFORMATION ------------ 「京大芸人」 INFO 芸人として成功する近道は、相方になる予定の宇治原を京都大学に入れること! 高学歴お笑いコンビ・ロザンの菅が、芸人になるまでを爆笑の連続で描く自伝的小説。 【収録内容】 第1章/「高性能勉強ロボ」との出会い 第2章/芸人なれへん? 第3章/宇治原独自の勉強法 第4章/夏期講習とゴールドカード 第5章/マークシート必勝法 第6章/センター試験で壊れたロボ 第7章/京大合格、サクラサク 第8章/浪人生になった僕 第9章/怖そうなおっさんと不思議な6畳間 第10章/友達からコンビへ 著者/菅広文(ロザン) 講談社から好評発売中。1470円(税込)。 PROFILE -------- 菅広文(すが・ひろふみ) 大阪府立大学経済学部中退 宇治原史規(うじはら・ふみのり) 京都大学法学部卒業 96年8月にコンビ結成。テレビはMBS「ちちんぷいぷい」、ABC「クイズ!紳助くん」、テレビ朝日系「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」、フジテレビ系「熱血!平成教育学院」、ラジオはTBS「Gaku−Shock!」などに出演。読売新聞夕刊にて月1回のペースでコラムを連載している(宇治原のみ)。単独ライブ「ロザンの08ベスト」が11月30日に東京・新宿ルミネ the よしもとで行われる。 →過去のインタビューを見る |