昨年6月に急死した米人気歌手マイケル・ジャクソンさん=当時(50)=に麻酔薬などを投与して死なせたとして、過失致死容疑で訴追された専属医コンラッド・マーレー容疑者の初めての審理が5日、ロサンゼルス郡地裁であり、ジャクソンさんの両親や、妹で歌手のジャネットら遺族も傍聴した。
6月14日に次回審理を開くことを決めて閉廷。次回審理では、正式な公判を開くだけの証拠があるかを判事が判断する予備審理の日程などを決める見通しとなった。
この日、地裁周辺には熱狂的なファン約50人が集まり、マーレー容疑者に厳罰を求めるプラカードを掲げたり、ジャクソンさんの曲を合唱したりした。
心臓内科専門のマーレー容疑者は昨年6月25日、ジャクソンさんがロサンゼルスの自宅で不眠を訴えたため複数の鎮静剤や麻酔薬プロポフォールを投与。ジャクソンさんは呼吸停止状態となった後に死亡した。(共同)