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2010年4月5日(月) 19:30 |
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総社市に、防災機能を備えた公園
総社市に災害などが起きた時、住民が避難できる防災機能を備えた公園が、今年6月に完成します。 災害時を視野に入れた珍しい公園のキーワードは「住民参加」です。
総社市三輪で整備中のときわ公園です。 総社市が2008年12月からおよそ5億6千万円かけて整備を進めています。 この公園は、災害が発生したとき、住民が避難できる防災機能を備えています。 1万平方メートルの公園内に、非常用トイレのほか、保存食や毛布を備蓄する倉庫など8つの防災設備を備えています。 これにより、およそ5000人が3日間、避難することができます。 この公園の特徴はこれだけではありません。 行政と住民との間で意見の調整などを行った岡山県立大学の熊澤さんと斉藤さんです。 2人は住民およそ40人を集めたワークショップを開催し、様々な要望を、公園デザインに取り入れ、市に提言しました。 例えば公園の名前はワークショップを通じて住民自身が決めました。 これにより住民も地域に対する意識が高まったと話します。 ときわ公園は今年6月に完成する予定です。 地域住民で作る自主防災組織も立ち上がり、公園の維持・管理などを行います。 ときわ公園の整備を通じて自立した地域のあり方が見えたような気がします。
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