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2010年4月5日(月) 19:30 |
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就職できない新卒生を支援へ
厳しい経済状況の中、今年春に高校や大学を卒業したものの就職できない新卒生を支援する動きが広がっています。
岡山県は、就職の決まっていない人を対象に、体験修業という制度を今年から導入しました。 働きながら正社員就職の道を探ろうという取り組みです。 「体験就業マッチングフェア」と題した就職説明会は、岡山県が地元の中小企業と連携し開催しました。 県内の大学や高校を今年春に卒業したものの、就職できなかった新卒生90人が参加しました。 今年3月に県内の高校や大学を卒業した人の就職内定率は、1年前よりさらに厳しく、就職のためにわざと卒業を遅らせる学生もいるほどです。 一方で、採用意欲のある中小企業も多数あります。 5日のフェアには、介護や観光など6分野の地元企業27社が参加しました。 岡山県が今年から導入した体験就業という制度は、新卒生と企業が面接し待遇などで合意した場合、すぐに就職せず、企業に最低1年間体験就職します。 体験就業では、1年後正社員に登用される可能性もあります。 また企業には、正社員登用まで1年間の猶予期間がある上、賃金などの一部で県の補助を受けられます。 岡山県は、体験就業システムを5月から実施し、50人の新卒者を受け入れたいとしています。 岡山県は、7日も新卒生を対象にした就職面接会を開く予定で、新卒者の再就職活動に対して支援の輪を広げたいとしています。
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