ブチ切れ！スッチー機内ヌード大逆襲

●世界中で多発する可能性も

　ＪＡＬをはじめ、世界中で頻発している航空会社の経営破綻問題。先月末にも、マカオの格安航空会社「ビバマカオ」が潰れたばかりだが、欧州ではついに、経営陣にブチ切れたスッチーたちが“逆襲”に出た。

　８〜９カ月にわたる給料未払いに怒り、素っ裸で抗議したのは、昨年末に破綻したスペインの航空会社「エアコメット」のスッチーだ。

　機内でヌード写真を撮影し、カレンダーを作ってしまった。

　カレンダーは月めくりタイプで、ひと月ごとにスッチーたちの大胆ヌードを掲載。客室で裸の上からエプロンを着たり、荷物棚に入って挑発的なポーズをとったり。全裸で操縦席に座っている写真まで載っているから、関係者は真っ青だ。

「小遣い稼ぎや売名のために裸になるスッチーは多いが、機内で複数人によるヌード撮影は世界的にも珍しい。多くの航空会社はこうした行為にうるさく、例えばＪＡＬでも、制服を着たり、社名や顔を出しての個人活動は許されていません。ブログも禁止されているほどです」（航空関係者）

　今後は経営難に陥っている航空会社では、同じことが起こるかも知れないから、お客さんはニンマリだ。

「スッチー社会でも格差は拡大しています。先週、成田―ドバイ直行便が就航して話題になっている『エミレーツ航空』は、スッチーに高級家具付きのマンション（１５０平方メートル以上）や送迎車が支給されている。待遇の悪い会社で働くスッチーたちが反乱を起こす可能性は十分あります」（前出の航空関係者）

　ヌード写真くらいならいいが、変態パイロットとの“情事”を暴露したり、制服を着たまま風俗店に大量流出したり、逆襲の手段は何でもアリだ。

　世界中の航空会社が戦々恐々としている。

（日刊ゲンダイ2010年4月2日掲載）