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【大相撲】

大関・把瑠都が初優勝

2010年4月5日 紙面から

◇春巡業トーナメント

 春巡業が4日、三重県の伊勢神宮で始まり、把瑠都(25)=尾上部屋=が新大関として公式行事に初参加、大きな声援と拍手を浴びた。幕内力士によるトーナメントでも決勝で持ち味の力強い相撲で豊ノ島を寄りきって優勝しご機嫌だった。

 ちゃめっ気たっぷりに把瑠都はこう言った。「ちょっと遅かった。1週間前だったら最高だったのにねえ」。春場所で優勝できなかったうっぷんを初の公式行事で晴らした。この1週間は超多忙。大関昇進を決め、伝達式まで緊張の連続。「疲れた。メチャ疲れた。今は体がガチガチ」と肩を揺すった。

 午前中は大関以下の三役力士による「三役そろい踏み」に参加した。「自分ではないみたい。気分よかった」。注目度と人気は一番。協会の看板力士である大関を実感し「すごい。なんでもかんでもすごい」と目を白黒させた。

 優勝の表彰式のため、横綱白鵬ら他の力士をバスの中で待たせたまま、最後まで支度部屋に残った。風呂に入れずじまいで、「ああクサイー」とおどけながら、次の巡業地・津市へ。春巡業は6カ所で行われる。 (近藤昭和)

 

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