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球界のキムタク、依然意識不明 単身赴任に中間管理職の大きな心労

2010年04月05日17時00分 / 提供:ZAKZAK(夕刊フジ)

ZAKZAK(夕刊フジ)
球界のキムタク、依然意識不明 単身赴任に中間管理職の大きな心労
練習中に突然倒れた木村拓コーチ。中間管理職の心労がたたったのか

 2日の広島戦(マツダスタジアム)前の練習中にくも膜下出血で倒れ、広島市内の病院に入院中の巨人・木村拓也内野守備走塁コーチ(37)は、依然として意識不明で危険な状態が続いている。単身赴任、さらに中間管理職に就いたばかりの木村拓コーチ。サラリーマンにとっても他人事でないストレスをためこんでいたようだ。

 木村拓コーチにとって高校(宮崎南高)の先輩にあたる巨人の清武英利球団代表は4日、木村拓コーチの容体について「いい方向にはいっていない。正直言って、悪化の一途をたどっている。非常に厳しい状態。広島球団のコーチも病院を訪れているが、わたしたちも本人に会うことはできない。奇跡を待って闘っている最中。奥さんもご両親も非常にお疲れで、見ていて痛々しい」と説明した。

 木村拓コーチと親しい広島選手は「喫煙もよくなかったのかもしれませんね。キムタクさんはヘビー(スモーカー)ですから。単身(赴任)で、慣れないコーチ業に就いたばかり。巨人での現役時代はホテル住まいで、今年からは都内にマンションを借りたとも聞いていましたが…ストレスだらけだったんじゃないでしょうか」と表情を曇らせた。

 1995年から2006年のシーズン途中までの足かけ12年、広島に在籍した木村拓コーチ。巨人移籍後は、家族を広島に残して単身赴任。現役時代、同じ境遇で東京ドームに隣接するホテルを借りている選手もいたのに、わざわざ車で20分ほどかかる品川のホテルを利用していた。その理由を記者が聞くと、「だって東京ドームの隣に住んでいたら、気分転換ができないじゃん」と苦笑いしていた。

 今季は個人営業主といわれる選手から、37歳にして監督と選手のパイプ役、いわば中間管理職にあたるコーチに転身。さぞかし心労も大きかっただろう。

 19年間の現役生活はまさに波瀾万丈だった。県内有数の進学校から周囲の反対を押し切って、1991年ドラフト外で日本ハムに入団したものの、開幕前に当時の支配下登録枠60人(現行制度は70人)から漏れ、任意引退選手扱いに。

 「新聞にも“任意引退選手”として掲載されましたから、プロ入りしたばかりなのにもうクビになったのかと、あちこちから電話がかかってきましたよ。いまの育成選手以下ですよね」。木村拓コーチは今年3月3日、プロ野球新人研修会に講師として招かれた際に語っていた。

 その後は、広島、そして巨大戦力の巨人へ。それでも、07年からのリーグ3連覇はこの人抜きにはありえなかったといえる存在感を示した。08年には史上251人目の通算1000本安打も達成。「こんなに長い間プロ野球選手でいられる自分は本当に運がいい」と何度も話していた。

 幾度となく絶望の淵から復活した経験のある木村拓コーチだからこそ、今度もまた必ず、と祈りたい。(宮脇広久)


関連ワード:
木村拓也  巨人  ホテル  プロ野球  ストレス  

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