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◆サッカー 関西学生リーグ前期第2日 阪南大4―0大産大(4日・長居第二陸上競技場ほか)5年ぶりのリーグ制覇を狙う立命大は、プロ注目のDF前野貴徳(4年)が後半11分に直接FKを決めて、近大に1―0で勝利。一方Jクラブが獲得を狙うMF橘章斗(4年)を擁する大産大は、阪南大に0―4で完敗。毎年、J1へ好選手を輩出するようになった関西学生サッカー界だが、逸材が初戦で明暗を分けた。
大産大の攻撃的MF橘は2本のミドルシュートを放ったが、無得点に終わった。「悪い流れを変えるためにも、ああいうシュートを枠(の中)に飛ばさないといけない」。今年、J1清水に2度、練習参加した逸材は反省した。
ここ数年、関西学生リーグにはJ注目の選手が続々と現れている。昨年は、同大MF楠神順平(川崎)ら4人がJ1クラブ入り。今年も、前野や橘のほか、前日(3日)にハットトリックを記録した関大FW金園英学(かなぞの・ひでたか)らタレントがそろう。
阪南大・須佐徹太郎監督(54)は、関関同立の主要大学がスポーツ推薦を導入したことを指摘。「(全国の)選手が来やすくなった。その上で各大学がコーチや環境面で力を入れている結果」と分析した。また、J1クラブのあるスカウトは「施設、指導者が向上したことで、関東のユース出身者も関西の大学に来るようになった」と、以前の関東一極集中から変化した状況を説明する。
(2010年4月5日10時27分 スポーツ報知)