【ソウル西脇真一】北朝鮮から韓国に亡命後、初来日した黄長●(ファン・ジャンヨプ)・元朝鮮労働党書記(87)について、北朝鮮の祖国平和統一委員会ウェブサイト「わが民族同士」は5日、論評を掲載し「泥棒ネコのように隠れて行き来しているが、決して無事ではいられない」と警告した。
来日前に黄氏は米国で金正日(キム・ジョンイル)総書記体制を批判する講演を行ったが、論評はこうした活動への反発とみられる。
論評では「自分を育ててくれた祖国や肉親を捨てた希代の反逆者」などと元書記を非難。米国や韓国についても「(黄氏を)あちこちに連れ回し反共和国謀略宣伝を行うのは、自分の恥をさらすだけ」などと批判した。
●は「火」へんに「華」
毎日新聞 2010年4月5日 19時18分