野球:釜山ロッテ、観客動員数150万人目指す(下)

 ロッテのキム・ゴンテ広報係長は「(GISは)今年の主要プロジェクトで、顧客管理におけるソフト面での革新的な変化。チケットや商品に関する顧客の購入動向など、すべての資料と情報を集め、顧客の要求や趣向などの分析に役立てる」と語った。

 実際、ロッテ球団側は開幕戦の入場者を分析した結果、この日釜山地域では釜山鎮区開琴洞方面から多数観戦に訪れたという事実が分かった。この場合、例えば開琴洞に関する小さなイベントを準備し、開琴洞から来たファンのための個別サービスが可能になるわけだ。球団はデータを地道に集め、特定地域や階層、性別、年齢などを細分化して戦略的なサービスを提供、ファンを球場に引き付ける考えだ。

  社稷球場も新しく生まれ変わった。観客にとって不便だったトイレを大々的に改修。全50カ所のトイレのうち、人が集中する20カ所を完全に新しくし、男子の小便専用トイレまで新たに作り、観衆の利便性に格別に配慮した。女子トイレではオムツ交換スペースも拡張した。

 ロッテのチョ・ヒョンボン運営チーム長は、「チームがいい成績を挙げて観客に球場に足を運んでもらえるようにするのが重要だが、もっと大事なのは、ファンの関心と愛情。ファンの大きな関心と愛情が好成績の起爆剤になることが多い」と語った。

権慶勲(クォン・ギョンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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