現代自労組幹部ら27人、常習的に賭博開帳 /蔚山

 現代自動車労組の幹部を含む、蔚山市の大企業の社員らが、常習的に賭博(とばく)を開帳し、3億ウォン(約2500万円)の金を賭けていたとして、警察に検挙された。

 蔚山地方警察庁は、昨年初めから最近まで月に2-3回、常習的に賭博を開帳していたとして、現代自蔚山工場の社員18人や、タクシー運転手など27人を検挙し、このうちP容疑者(47)ら4人に対する逮捕状を請求するとともに、L容疑者(49)ら23人を書類送検した。

 容疑者らは、蔚山市南区達洞、三山洞、北区珍庄洞の3カ所に部屋を借り、賭博場の設備を整え、週末や祝祭日を挟んだ連休などを利用して、賭博を開帳していた疑いが持たれている。容疑者らが賭けていた金は、1回当たり数百万ウォン(100万ウォン=約8万4000円)から数千万ウォン(1000万ウォン=約84万円)ずつで、総額は約3億ウォンに上ることが分かった。

 警察は、「賭博に関与していた現代自の社員のうち二人は労組の代議員で、そのうち一人に対しては逮捕状を請求した」と説明した。また、「一部の現代自の社員は昨年下半期以降、同僚らから賭博のための資金を借り、これを返済できないため、今年初めから月給を差し押さえられている」と話した。

 また警察は、賭博に関与した人物のうち、一部は特殊な仕掛けを施した花札や、特殊なレンズなど、詐欺的な賭博に使われる道具を利用した疑いもあるとみて、調べを進めている。

蔚山=金学賛(キム・ハクチャン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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