講師の職をあっせん、8年間に2億ウォン受領 /蔚山

元小学校長を逮捕

 教員免許を持っていながら、教職に就くことができない人たちに近付き、約300人に小学校の期限付き講師、非常勤講師の職をあっせんし、紹介費などの名目で2億ウォン(約1700万円)相当を受け取っていた元小学校長が警察に摘発された。

 蔚山中部警察署は4日、2002年6月から最近まで、約300人の教員免許保持者を蔚山市内の小学校へ紹介し、紹介費などの名目で、非常勤講師からは1日に5000ウォン(約420円)、期限付き講師からは1カ月に10万ウォン(約8400円)を受け取っていたとして、同市内の元小学校長のP容疑者(67)を逮捕した、と発表した。

 警察は、「P容疑者が、期限付き講師や非常勤講師の採用の権限を持つ現職の小学校長らと癒着(ゆちゃく)していた可能性もあるとみて、捜査を進めている」と説明した。

蔚山=金学賛(キム・ハクチャン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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